なみえ創成小学校・中学校で制作しました

出張!デザカスペシャルinなみえ創成小学校・中学校

■実施日 8月7日(火) ■公開日 8月27日(月)

■趣 旨  ・浪江町の子どもたちに、図工・美術やデザインの楽しさや魅力を伝える。

     ・浪江町には今、高校がないため、子どもたちや町のみなさんに、高校生の存在を身近に感じてもらう。

     ・福島西高デザイン科学科がどのようなところかを伝える。

     ・震災後の福島の現状を認識し、美術やデザインで取り組める復興支援活動を企画運営することで、

      自身の学びとする。

■テーマ 「魅力いっぱい、浪江町」

■内 容  ・黒板アート、立体による空間ディスプレイ

       ・出張!西高デザ科展(FA・VD・MAコースの作品紹介展)

■制 作   デザイン科学科1年生18名

 

 VD(ビジュアルデザイン)コースで実施している「出張!デザカ」と「がんばる復興の町応援企画」が合体した特別企画です。

 8月1日から約1週間、毎日準備や練習を行って制作当日を迎えました。この日は台風13号の影響で土砂降りでしたが、創成小学校・中学校の先生方に温かく迎えて頂き、制作開始となりました。

 制作のために許された時間は、昼食休憩も含めて6時間30分。「一日で、クオリティ高く完成させる」という緊張感の中、集中力とチームワークを高めながらの制作となりました。

     

     黒板アート制作         立体(堤防)作り         窓の装飾(大漁旗)作り

  

   出張!西高デザ科展         立体(漁船)            南窓の装飾

      

     北側の壁の装飾           完成~!!           廊下の装飾

 

                                               

                ディスプレイ(請戸川のサケの簗場~海)

 

 1年生にとって初めての対外的な活動でしたが、満足度の高い作品に仕上がり、なみえ創成小・中学校の先生方にとても喜んで頂けたため、大きな達成感を得られました。

 その後、公開当日までの20日間、「絶対に情報を漏らさない」というルールのもとで過ごしてきました。

 8月27日(月)、なみえ創成小学校・中学校で2学期の始業式が行われ、子どもたちにお披露目されました。「子どもたちは大きな歓声をあげて喜び、船に乗って遊んだりサケを手にする姿も見られた」と後日教えていただき、本当に嬉しくなりました。

 公開の際、生徒が作った「メッセージビデオ」を見てもらいました。約3分間の映像には、黒板のデザインを考えたり、練習したり、立体物を制作するメイキング映像や、作品に込めた思いなどがまとめられ、最後に、こんなメッセージを伝えさせていただきました。

 “私たちは、浪江町の「過去」から「今」を表現しました。きっと私たちにはここまでしかつくることができません。さて、浪江がふるさとのみなさん、みなさんはこの町の未来をつくることができます。最後に問いかけます。浪江町をどんなふるさとにしたいですか?”

 

★9月7日(金)まで展示を公開しています。観覧ご希望の際は、なみえ創成小学校・中学校まで事前連絡をお願いいたします。

 

        【8月9日(木)、8月28日(火)の福島民友新聞・福島民報新聞に記事が掲載されました】