2017年10月の記事一覧

デザカの日々⑦~1年生「構成」

 1年生の様子
 デザイン科学科1年生の専門科目には、美術やデザインの基礎を学ぶ「素描」「絵画」「構成」「美術史」があります。そこで自分の好きな分野や適性などを見極め、2年次からは3つのコースに分かれてより専門的に学びます。
 今回ご紹介するのは、1年生の「構成」の授業の様子です。
 「鉛筆」をモチーフに美しい色彩構成をする、という課題で取り組みました。
  

           
               
  [制作工程]
 ①鉛筆の形を様々な方向から捉える。②画面内のバランスを考えて配置する。 ③明度、配色計画を立て、ポスターカラーで着色する。
 
 同じモチーフでも、生徒によって表現の仕方はさまざまです。仲間と刺激し合いながら技術を磨ける環境があるのが、デザイン科学科ならではの良さであると思います。

デザカの日々⑥~もんぞう農園訪問

 VD(ビジュアルデザイン)コース・2年生
 10月10日(火)、吉井田地区にある「もんぞう農園」を訪問させていただきました。
  私たちのふるさとである福島について学び、今必要とされるデザインを考案する学習、”地域連携・コラボレーション事業”が、吉井田学習センターのご協力のもと、実施されることになりました。
 今回、原発災害後の福島で農業に従事する方々のお話を伺い、そこにある課題を踏まえながら、農園で製造している商品のラベルなどをデザインさせていただくことになりました。
 まず、農園主さんから、震災後の農業の現状や食に関する様々な取組みなどについて、スライドでご説明いただきました。その後、私たちがラベルをデザインさせていただくジュースや今年最後という桃、果物の加工食品などをいただきました。農家のみなさんの想いが詰まった美味しいものばかりで、とても感激しました。

   

   
 その後、農園を見学させていただきました。りんご、桃、ぶどう、他にお米や野菜など、さまざまな農作物があり、それらをご夫婦2人で育てていらしゃっしゃるそうです。
 歴史ある「もんぞう農園」さんとの出会いに感謝し、みなさんに喜んでいただけるデザインを制作できるよう、精一杯アイディアを絞り出そうと思います。

デザカの日々⑤

 VD(ビジュアルデザイン)コース・3年生
 10月に入り、3年生は12月の卒業制作展に向けた作品制作が本格化しています。進路活動も並行して行っており、とにかく大忙しの秋です。
 今回ご紹介するのは、9月の授業課題「お菓子のパッケージデザイン」に取り組んでいる様子です。架空のお菓子を想定し、「企業名」「企業ロゴ」「ビジュアル」などを考えデザインする課題で、紙粘土などを使ってディスプレイ用のお菓子も作る、というものです。
  
            アクリルガッシュで着色。細かい部分は特に真剣です!

  
           既成のパッケージをもとに、自分で展開図を作りました。

   
     成分表はイラストレーターで作成。          抹茶味のお菓子を作っています。

 完成した作品はいずれ校舎内に展示する予定です。かなりこだわったデザインになっていますので、楽しみにしていてください。