2019年8月の記事一覧

「東京2020 復興のモニュメント」ワークショップに参加しました

「東京2020 復興のモニュメント」ワークショップ

■日時:8月19日(月)9:00~16:30

■場所:安積黎明高校

*福島県内から約90名の高校生が集まり、西高デザイン科学科からは、2年生9名が参加しました。

   

   

       

 ワークショップでは、東京藝術大学の学生が考案したデザイン案から1つを選定し、そこに取り付けるメッセージプレートの言葉、形のデザインをグループでまとめました。

 モニュメントに使われる材料には、東日本大震災の被災地で解体された仮設住宅のアルミサッシ部分が使われます。

 2020東京オリンピック・パラリンピック会場に、福島・宮城・岩手3県分のモニュメントが展示され、そこにアスリートのメッセージが加わり、オリンピック終了後は、それぞれの県に戻され設置されるそうです。

 

 

「出張!デザカinなみえ町まるしぇの日」ご報告

VD(ビジュアルデザイン)コース2年生

■日時:8月11日(日)11:00~14:00

■場所:浪江町役場前

■内容:①出張!ミニ西高展 ②ワークショップ ③ライブアート

 浪江町仮設商業店舗「まち・なみ・まるしぇ」では、毎月第2土日に、まるしぇの日というイベントを実施していますが、ここ数年、8月は「夏まつり」と銘打ち、いつもより大きなイベントとして、盆踊りや花火大会、特設ステージでのライブなども実施されています。

 デザイン科学科は昨年度から、黒板アートやお店のデザイン協力などで浪江町のみなさんにお世話になっています。今回は、町の復興を応援する目的で、まるしぇの日~夏まつりに、VDコース2年生が出張させていただきました。

 

    

    *ライブアート開始!      *展示・ワークショップ  *たくさんのお客様に来ていただきました

    

            *ミニ西高展の様子です*         *お昼はキッチン・グランマさんのカレー♪

    

    *雨のためライブアートの場所を移動しました*

           

   *「野馬追いの人馬」のドットアートが完成~  *サンドウィッチマンのライブを見ました!

①出張!ミニ西高展

 1年生の自画像、FA・VD・MA各コースの作品、2020福島市応援缶バッジなどを展示させていただきました。褒めていただけて嬉しかったです。

②ワークショップ

 消しゴムハンコでスタンプし、くるみボタン型のマグネットやアクセサリーに仕上げる、という内容でした。年齢や性別を問わず、手軽に参加していただけるワークショップだったと思います。いろいろな方とお話をさせていただき、私たちもとても楽しかったです。

③ライブアート

 B1パネル2枚分の画面に、3時間30分ほどかけて全員でドットアートを描きました。野馬追いの写真を参考に原画を作り、それを見ながら絵具で色を作って塗るのですが、少しでも色が違うと形がつながって見えなくなるので、最後まで色の調整に苦戦しました。完成した作品を見たみなさんに「すごい」「馬と人に見える」と言っていただけたので、安心と同時に、大きな達成感を得ました。

 

 酷暑での野外活動を想像していましたが、奇跡的に気温が低めで、元気に活動できました。浪江町のみなさん、特に役場の方には大変お世話になり、お土産もたくさん頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 浜通りに出張する活動は、震災復興の現場をリアルに感じたり、そこで頑張るみなさんと仲良くなれたりと、私たちにとって大変意義のあるものです。浪江町のみなさん、また出張してみなさんに会いに行きますので、暑さに負けず、元気に過ごして下さいね。

       [8月16日(金)福島民友に記事が掲載されました]

 

 

 

 

「出張!デザカin岳陽中」ご報告

VD(ビジュアルデザイン)コース2年生

◆日時:8月1日(木)9:00~12:00

◆メンバー:デザイン科学科2年VDコース8名   

◆参加者:岳陽中学校美術部の中学生10名 

「出張!デザカ」は、外部を訪問し、美術やデザインの楽しさを感じていただくことを目的とした企画です。

中学校への出張活動は今回で通算5回目ですが、今年度は初めての活動で、

おととし実施した第1回活動でお邪魔した、福島市立岳陽中学校に2年ぶりに伺いました。

 

 

テーマは「2次元に、3次元をつくるコツを知ろう!」です。

平面に立体感や空間を表現するための基本的な考え方と見せ方・描き方について、項目を分けて紹介し、体験してもらい、最後に鉛筆デッサンを一緒に描きました。

 

  

3つのグループに分かれ、①線で描いた形に立体感と空間を見せる描き方、②モノクロ(鉛筆)による距離感の見え方、③色の鮮やかさによる距離感の見え方、について伝えている様子。

 

  

デッサンの指導の様子。   制作の感想などを伝えている様子。

 

普段、高校生は学校でデッサンを数多く描いています。

今回、中学生のみなさんに教えるということで、改めて初心に返って考えたり、気づけたところがあったりと、自分たちにとっても大きな意義のある時間でした。

中学生のみなさんも、しっかり話を聞きながら制作に取り組んでくれて、とても嬉しかったです。

「また来てほしい」という感想もいただけたので、こうした交流を、今後も積極的に実施していきたいと思います。

岳陽中学校のみなさん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2020応援缶バッジのデザイン、完成!

2020年東京オリンピック・パラリンピックの福島市開催に向け、私たちデザイン科学科は市民応援団として、缶バッジのデザインを制作させていただきました。

2年生のビジュアルデザイン(VD)コース、メディアアート(MA)コースの25名が担当し、5月初旬より、複数の授業課題と平行しながら制作を進めてきました。

6月には、福島市職員の方をお招きしてプレゼンテーションを行い、そこでいただいたご意見をもとに、再度デザインを調整して、7月下旬、ようやく完成させることができました。

7月29日(月)、福島市長さんにデザインを贈呈することとなり、代表生徒4名で、福島市役所に伺いました。

   

   

市長さんとの懇談、TV局と新聞社の取材もあって、とても緊張しましたが、私たちが常に頭に置きながら学んでいるデザインの考え方について、市長さんが共感してくださり、とても感激しました。

現在、機能性だけではない、デザインの幅広さが注目を集めています。今回の私たちの制作は、デザインを通して楽しんだり、盛り上がったりしていただくことを目的としています。

2020応援缶バッジが、さまざまな場面で活用され、たくさんの方に届く日が待ち遠しいです。

 

[毎日新聞(7/30)、福島民報新聞(8/1)、福島民友新聞(8/2)に記事が掲載されました]