保護者の皆様をはじめ同窓会や地域の方々には、日頃より福島西高等学校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。

 さて、本校は、昭和38年(1963年)に開校し、平成7年の学科改編及び男女共学化に伴い校名を変更し現在に至ります。「知性」「徳性」「健康」を校訓とし、生徒の主体性を重んじ、チャレンジ精神を持って社会に貢献できる人材の育成を目指し、現在までに約1万8千名の人材を輩出してまいりました。

 平成30年度には福島県教育委員会が進める県立高等学校改革前期実施計画において、本校は進学指導重点校16校の一つに位置づけられました。また、令和3年度には県立高等学校改革後期実施計画において福島北高等学校との統合が発表され、探究科、デザイン科学科、総合学科を有する進学指導重点校に生まれかわる予定です。

 今後、県北地区での進学指導における中心的役割を果たすとともに、生徒の高い志を支援し、質の高い学びをとおして進路目標を実現できる学力を定着させ、各分野のリーダーとして地域の発展や社会に貢献できる人材の育成を担っていくことになります。

 その使命を果たすべく、平成31年度からは、世界の課題を把握し自主的に課題解決方法を考えることができるようになることを目指し、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした探究活動をおこなっております。また、令和3年度からは、福島県教育委員会から「ICTを活用した新しい時代の教育研究開発事業に係る指導力向上開発校」に指定され、一人一台端末等を活用した学習活動が一層促進されるよう教員の研修をおこなっております。

 教職員一同、生徒一人一人の可能性を最大限に引き出し、伝統である文武両道を目指しながら、高い志を持って自らの目標にチャレンジする教育を推進してまいります。また、授業第一の考えを中心とし、アクティブ・ラーニングやICTを活用した授業改善を進め、生徒の夢の実現につながる学力向上に取り組んでまいります。

 今後とも、本校の教育活動に対するご理解・ご協力、並びにご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 令和5年4月3日

                        福島県立福島西高等学校長  森下 陽一郎