デザイン科学科では、長期休業中に実技課外を実施しています。
学年、コースごとに内容が設定されており、実技力をUPさせるために熱心に取り組んでいます。
VDコースの2年生は、コース制に分かれて初めての「石膏デッサン」を描きました。
最終日に講評を実施しましたが、毎日集中して描くことを通して、観察力や描写力を高めることができたと感じます。

課外中、デザ科恒例の「すいか割り大会」を実施しました。
今年は新型コロナウィルス感染防止のため、すいかのカット係や運搬係は手袋をしたり、木刀を毎回消毒したり
対策を取りながらの実施でしたが、お天気にも恵まれ、とても楽しい交流の時間となりました。

楽しむときは楽しみ、やるときは真剣にやる!というのがデザ科の特徴であり、良いところであるとも思います。
今年はいろいろな行事が中止になったりと、辛い年でもありますが
こうして少しでも楽しい思い出を活力にして、2学期の制作活動につなげて欲しいです。
VDコース3年生
6月に実施したデザインプレゼンテーションの後、講談社のみなさまからいただいたアドバイスをもとにデザインを改良し、7月初旬から、塗装作業を行ってきました。
7月22日(水)、完成したデザインをお見せする「完成プレゼンテーション」がリモートで実施され、
生徒は、自分で塗装したパーツを装着したウィーゴをプログラミングソフトで動かしながら、プレゼンを行いました。

リモートプレゼン会場の様子 説明の後、プログラミングソフトで動かしました。

カスタマイズ「メカトロウィーゴ」が完成!
モデリズム小林和史さん(ウィーゴの生みの親)、亀井さん(ウィーゴの動き担当)、講談社の関根さんと山部さん(ウィーゴの版権元)、合計4名のみなさまに見ていただきました。本当は福島においでいただく予定でしたので残念でしたが、リモートでも実際に動くウィーゴの姿を見て喜んでいただけたので、完成の喜びと達成感を感じることができました。
今回は、一人一人のプレゼン後、小林さんからの感想をいただく形で進められ、それぞれのデザインを塗装する上での的確なアドバイスや感想などに「さすが!なるほど!」と思わされました。プロダクトデザインにおけるグラフィックの見せ方や見え方、材料の選択や塗装技法など「商品にするには?」という視点での学習は、なかなか経験できない貴重な時間であったと思います。
4月から関わってきた事業が一段落し、生徒たちは改めて「デザイン」という仕事の責任感を経験し、成長できました。アサヒ電子(株)さま、(株)リビングロボットさま、関係のみなさま、本当にありがとうござました。
[7月25日(土)福島民報新聞に記事が掲載されました]
「校内デッサン講習会」を実施しました
7月18日(土)、19日(日)の2日間、デザイン科学科1年生から3年生までの約90名が参加して行いました。
●静物デッサンコース


●人物デッサンコース

●手のデッサンコース

1年生は他学年と一緒に描く初めての機会で、全員静物デッサンを描きました。この2日間で、疲労とともに様々なことを学べたと思います。2・3年生は進路希望に応じてコースを選択しました。最後に行われた講評会では、自身の課題と正面から向き合えたのではないでしょうか。
1学期はデザイン科学科全体で集まる機会がありませんでしたので、この講習会を通して、改めて身近なライバルの存在を意識できたと想像します。今後も自分を高めるために、そして少しでも進路希望に近づくために、デッサン力を磨いていって欲しいです。
デザカの日々‐2020① (報告者:Bansho)
「デザカの日々」では、デザイン科学科の学習風景などについて、折に触れてお伝えしています。
今年度の始まりは、休校・時差登校・分散登校など、大変混乱した状況でしたが、6月後半の現在、1年生は高校生活に慣れつつあり、2年生はコース制での制作活動に熱心に取り組み、3年生は進路活動に意欲を燃やす、という例年に近い姿が見られるようになりました。
デザ科は、美術・デザイン系大学への進学を叶える、という目標を筆頭に、専門的な業界への憧れを現実のものにしようと努力をする集団です。恵まれた環境や夢を共有し、いずれはライバルとなるであろう仲間との出会いを大切に、しっかり学んで欲しいと思っています。
1年生「構成」授業の様子

2年VDコース「クラフトデザイン」授業の様子

3年生「デッサン集中課外(6.13実施)」の様子


V Dコース3年生
6月12日(金)、「あるくメカトロウィーゴ」カスタマイズ事業のプレゼンテーション会が実施されました。
メカトロウィーゴは、モデリズム・小林和史氏デザインの、講談社が版権を持つキャラクターです。16日からは漫画の連載も始まり、今後、さまざまな展開が予定されています。
ロボット開発の(株)リビングロボットさん、製造のアサヒ電子(株)さんからご依頼をいただき、小学生向けのプログラミング学習で使用されるウィーゴのボディデザインのカスタマイズを生徒15名が行います。

ウィーゴのロボットを操作させていただきました。とてもかわいいです!
今回のプレゼンでは、14名の生徒(1名欠席)が考案したデザイン案をリモートで講談社の社員の方に見ていただき、コンセプトなどをお伝えしました。

カメラに向かって話をするのは少し不思議な感じがしましたが、東京にいらっしゃる方たちとこうしてお話ができるのは、便利ですごい技術であると思いました。
そこでいただいた、プロの視点でのご意見を参考に、さらにブラッシュアップし、7月半ばに塗装まで完成させる予定です。
地元の子ども達が楽しくプログラミング学習に取り組めるよう、工夫してデザインしましたので、子ども達だけでなくたくさんの方々に見ていただきたいです。

[福島民友、福島民報に記事が掲載されました]
VDコース3年生「社会と関わるデザイン」のご報告です。
昨年度、4月から10月にかけて
国土交通省福島河川国道事務所との連携事業である「ピクトグラムデザインプロジェクト」を実施しました。
その成果が「荒川周辺お散歩ピクトグラムマップ」としてまとまり、以下の場所に置いてあるそうです。
福島河川国道事務所(計画課)、伏黒出張所、吾妻山山系砂防出張所
福島県県北建設事務所(県庁)、福島市役所、御倉邸、国体記念体育館、吉井田学習センター
旧佐久間邸、福島市民家園、四季の里、水林自然林管理事務所、荒川資料室、コラッセふくしま
あづま総合運動公園事務所、福島市観光開発株式会社西事業所、福島県北森林組合、慈徳寺
アンナガーデン、原郷のこけし群西田記念館、福島市観光コンベンション協会
土湯温泉観光協会、高湯温泉観光協会

荒川周辺にはたくさんの魅力がある、ということを、改めて知ることができる
楽しいマップになっています。
新型コロナウィルス感染の不安がなくなった後、
お出かけの際にぜひ、お供としてご活用下さい!
展覧会
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月20日よりコラッセふくしま5Fプレゼンテーションスペースにて開催を予定していた1年6組展は、中止といたします。
デザイン科学科1・2年生の1年間の成果をご覧いただく「西高展」を開催します。
約120点の作品を展示しますので、ぜひ会場に足をお運びください。

日時*2月21日(金)~24日(月) 10:00~17:00 最終日は16:00まで
場所*福島市民ギャラリー 福島市置賜町4-20
内容*[1年生] 油彩(自画像)
[2年FAコース] 油彩(自画像)、彫刻(テラコッタ)
[2年VDコース] ポスター、ランプシェード
[2年MAコース] CG、映像など
VD(ビジュアルデザイン)コース2年生
2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、競技会場となるあづま総合運動公園では、来場者をお出迎えする準備が進んでいます。その一つである「ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業」が動き出しました。
この事業は、シャトルバスの発着場となる大駐車場にウェルカムボードを作ってお出迎えしよう、というもので、デザインから制作までを、VDコースの2年生が担当させていただくことになりました。
現地での制作は4月になってからになりますが、それまでにデザイン案をまとめ、制作の準備をしなくてはなりません。デザインのイメージを膨らませるため、1月24日(金)、生徒15名が公園の視察会に参加しました。

壁には白い下地が塗られていました 銀杏並木に向かって

TVのインタビューもありました 初めて入るあづま球場のフィールド マウンドを囲んで
公園を管理する事務所の方の説明を伺いながら、制作する2枚の壁の大きさ、周辺の設備を確認させていただきました。公園内の豊かな自然に触れたことも楽しかったのですが、あづま球場の真新しい人工芝の上を歩いたり走ったりできたので、プレイする人の気持ちを疑似体験できた貴重な時間となりました。
今後は、2月中旬に校内一次選抜を実施して各壁のデザインを3案ずつに絞り、2月末に、公園関係者のみなさまをお迎えした「デザインプレゼンテーション会」を行います。3月中に最終案をまとめ、4月、VDコースの新2年生を交えて現地での制作を行う予定です。
福島市やあづま総合運動公園の魅力が伝わる、素敵なデザインを目指して制作に励みたいと思いますので、どうぞご期待ください。
[福島民友新聞に記事が掲載されました]
土湯温泉復興プロジェクト・パレオパラドキシア復元モニュメント制作
第2回ワークショップに参加しました。
*12月8日(日)土湯温泉の湯愛舞台にて
*参加者:デザイン科学科1・2年生14名
はじめに前回の内容を振り返り、コーディネータの鉾井さん(東京芸大非常勤講師)から
モニュメントの大まかなイメージと、立体に使用する素材の扱い方について説明を受けました。
その後、みんなでデザイン画を描いて相談し、使用する素材集めに出かけました。
雪がちらつく中ではありましたが、河原で元気に石や枯木を収集してきました。
お昼ご飯はお弁当をいただいたのですが、ボランティアで土湯温泉にいらしているというロシア人の女性が、ボルシチを作ってご馳走して下さいました。ベジタリアンであるということでお肉は入っていないのですが、
野菜のうまみがたっぷりで美味しかったです。


↑ボルシチです!!

次のWSでは、集めた素材を使った立体物の制作となります。
いよいよ手を動かす物づくりとなるので、とても楽しみです。