東京藝術大学見学会 2019年4月22日(月)
[参加者]ビジュアルデザイン(VD)コース2,3年生28名
ファインアート(FA)コース2年生5名 合計33名
[内容]
1 デザイン科カリキュラム説明
2 デザイン科内見学(各学年のアトリエ、平面映像工房、立体工房)
3 デザイン科修士1年成果展見学(学内・プレゼンテーションルーム)
4 大石膏室見学
5 昼食(大浦食堂)
6 工芸科見学(陶芸、鋳金、鍛金)
7 西高デザ科卒業生による、油画科・先端芸術表現科の説明
8 質疑
正門(音楽学部側) デザイン科説明 大浦食堂前の野外スペース
バタ丼です! 箭内さんと
工芸科見学 鋳金の土間 鍛金のゴミ箱
西高卒業生による説明 集合写真 バスで福島へ
午前中は、福島県出身のデザイン科教授、箭内道彦さんに説明や案内をして頂きました。
箭内さんとは昼食まで一緒で、サインをして頂いたり、藝大大浦食堂名物「バタ丼」をご馳走になったりと、とても贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
午後は、工芸科の工房などを見学しました。教授の方々がとても丁寧に説明して下さったので、工芸の魅力を知り、興味が湧いた生徒も少なくなかったと思います。
最後に、FAコースから参加した生徒のために、卒業生に来て頂いて、油画科と先端芸術表現科の内容や、大学生活について伺いました。短時間ではありましたが、藝大で生き生きと学生生活を送る先輩と会えて、ますます意欲を高めることができたのではないでしょうか。
東京藝大は、デザイン科学科の生徒にとって憧れの美大です。けれども志願倍率が高く、合格するための困難が大きい大学でもあります。今回、学内の様子を見せて頂いたり、教授、助手の方々の人柄に触れたことで、憧れから明確な目標として意識を変える良い機会になったと感じます。特に3年生は、これから進路活動が本格化しますので、夢を叶えるために精一杯励んで欲しいです。
■見学会の準備、連絡、当日の案内まで、デザイン科助手のHさんには多大なご厚意とご協力を頂きました。改めて深く感謝申し上げます。
■当日、藝大の多くのみなさまにお世話になりました。楽しく貴重な経験をさせて頂いたことに、この場を借りて御礼申し上げます。
デザイン科学科1年6組展ーFerris wheelー 終了
*3月28日(木)~31日(日) コラッセふくしま5F
会期中の週末は雨や雪が降ったりと天候が良くなかったにもかかわらず、
4日間で373名のお客さまにご来場頂きました。本当にありがとうございました。
この展覧会に向けて準備を進める中で、表現活動の楽しさとともに、作品を発表する責任感などを学ぶことができました。また、改めて西高の先生方、保護者のみなさま、地域の方々に支えて頂けていることを実感できました。
4月から始まるコース別学習も、これまで以上に頑張っていきたいと思いますので、今後ともご支援をどうぞよろしくお願いします。
デザイン科学科1年6組展 ー Ferris Wheel ー
■日時:3月28日(木)~31日(日)
9:00~17:00 *28日は13:00より 31日は15:00まで
■場所:コラッセふくしま5F プレゼンテーションスペース
■内容:絵画、立体、デザインなど38名の生徒による自主制作作品の展示
「Ferris Wheel」は観覧車という意味で、
たくさんのゴンドラが一つになって回る観覧車と、クラスのイメージを重ねています。
授業の課題から離れ、それぞれが「今、表現したいもの」を色とりどりに制作しましたので、
ぜひご覧ください。
ビジュアルデザイン(VD)コース2年生
出張!デザカ(黒板アート)in南向台小学校
3月2日(土)、福島市立南向台小学校にお邪魔して、サプライズの黒板アート・立体制作を行いました。
南向台小学校では、昨年に続き2度目の活動となります。先日デザイン科学科を卒業した3年生が制作したウミガメの黒板アートが大変好評で、「今年度もぜひ」とお声がけを頂きました。その期待に応えたいという思いから、デザイン案がなかなかまとまらなかったのですが、2月末の西高展終了後、無事にデザインが決まり、準備と練習に入ることができました。
テーマは「震災から8年。助け合い、感謝し、夢と希望を持って進もう!」です。
昨年の黒板アートは「海中」だったので、今年は「空」をステージに考えていきました。
南向台小学校の校長先生から、南向台はトンビ(猛禽類トビ)がたくさん飛んでいることを教えていただき、メインキャラクターをトンビにしました。さらに、空飛ぶ船を描きたいと考えていたため、冒険ファンタジーのようなイメージで、デザインを完成させました。
◆黒板アート(総制作時間:約7時間)
◆立体&誘導看板
立体は、新聞紙とガムテープを材料に、トンビやウサギなどの生き物をモチーフに制作しました。
◆完成作品(黒板アート・立体)
3月4日(月)朝、登校した小学生のみなさんは、どんなふうに作品を見てくれたでしょうか?
アートやデザインから発せられるメッセージは、言葉と同じくらい、心に刻まれるものであると思います。
小学生のみなさんが、表現活動の面白さを感じて頂けたら嬉しいです。
南向台小学校の先生方、ご協力ありがとうござました!
*** 3月8日(金)付 福島民友新聞、福島民報新聞に記事が掲載されました ***
デザイン科学科1・2年生の授業課題作品などを展示する「西高展」の開催が近づきました。
[日時]2月22日(金)~25日(月) 10:00~17:00 最終日は16:00まで
[会場]福島市民ギャラリー 福島市置賜町4-20
[展示内容]
・1年 生…自画像(油彩)
・2年FA(ファインアート)コース…油彩、彫刻
・2年VD(ビジュアルデザイン)コース…ポスター(手描き)、照明、CDジャケット
・2年MA(メディアアート)コース…ポスター(CD)、プログラミング作品、動画
デザイン科学科一同、みなさまのお越しをお待ちしております!
デザイン科学科1年生による、「まるごとふるさとなみえ博物館」リニューアルのための浪江小学校・津島小学校訪問の第2回目では、22名の西高生と3人の小学生が協力して、階段アートの設置作業を行いました。
1月8日(水)、小学校はこの日が始業式で、久しぶりの登校に喜ぶ小学生の姿が印象的でした。
小学校到着後、ごあいさつをしてから作業に入りました。階段アートのデザインは、小学生が作った歌「んだげんちょ」の歌詞をテーマに、浪江町の四季を表現したものと、小学生たちを中心に描き、浪江焼きそばや大堀相馬焼、はらこ飯、なみえっ子かるたを周囲にちりばめたものの2種類です。西高の代表生徒からデザイン意図を説明した後、階段の蹴り上げ面に作品を接着しました。彩り豊かに変わった階段の、その見ごたえのある景観に歓声が上がり、大満足のリニューアル活動となりました。
作業後に行われた交流会では、お菓子を食べながら小学生から感想を聞いたり、ハンドベルを演奏していただいたり、とても和やかな時間を過ごさせていただきました。私たちからもサプライズプレゼントを3種類、お渡ししました。小学生や先生方が大変喜んで下さったので、制作して本当に良かったと思いました。
サプライズプレゼントの贈呈 ポップアップカード
模写「セザンヌ:果物皿・水差し・果物」 模写「フェルメール:真珠の耳飾りの少女」 なみえっ子漫画
今回の訪問で1年生による「出張!デザカスペシャル」は一段落です。みなさんに喜んで いただけたことが何より嬉しく、今後の制作の励みになりました。
夏の活動も含め、3回の訪問活動を通し、美術やデザインが復興応援活動として力を発揮することを実感できました。これからも、地域社会の課題に目を向けながら、表現活動に勤しんでいければと思います。
★ 階段アートとサプライズプレゼントについて
昨年12月、デザ科1年生は以下の3グループに分かれて制作活動を行っていました。
1 福島県高等学校総合文化祭のモニュメント「希望の輪」制作
2 8月になみえ創成小・中学校で黒板アートを制作し、「希望の輪」制作は行わないメンバーによる「絵画模写」制作
3 8月の黒板アートと「希望の輪」制作に参加せず、11月の浪江小・津島小訪問に参加したメンバーによる「階段アート」制作
「希望の輪」メンバーは、12月中旬の高総文祭終了後、ポップアップカードを制作しました。さらに、将来マンガ家を志望する生徒が、小学生(なみえっ子)をモデルに4コマ漫画を制作。こうして仕上がった「絵画模写」「ポップアップカード」「なみえっ子漫画」の3種類を、サプライズプレゼントとしてお渡ししました。
がんばる復興の町応援[特別]企画
出張!デザカスペシャル②in浪江小学校・津島小学校(二本松仮校舎)
■内容:「まるごとふるさとなみえ博物館」のリニューアル・第1回目
■参加者:1年生18名
11月29日(木)、二本松市に仮校舎を構える浪江小学校・津島小学校へ訪問しました。
今回の活動内容である博物館のリニューアルに向け、子どもたちと交流し、どんな博物館にしたいか、意見を聞き取らせていただくための訪問です。
子どもたちと対面する前に、校長先生から、震災時の浪江町の避難状況や、二本松仮校舎における子どもたちの学習の様子などについてお話を伺いました。浪江町のみなさんの、ふるさとに対する想いを感じることができたと思います。
子どもたちと対面後、まずは福島西高校はどんなところか、なみえ創成小・中学校ではどんな活動をしてきたか、ということについて簡単に紹介させていただきました。その後、グループに分かれて、自己紹介や作品の紹介などをして、和やかに会話が出来るよう心がけて交流しました。
次に博物館へ移動し、学芸員でもある子どもたちから、博物館の展示物について説明をしてもらいましたが、子どもたちが大きな声ではきはきと説明する姿にとても心を打たれました。
博物館リニューアルのメイン制作が「階段アート」と決まったので、最後の懇談会で、そこに描き出すモチーフについて、子どもたちから意見を聞かせてもらいました。
1月8日(火)、2回目の訪問活動を行い、そこで階段アートの設置などを、子どもたちと一緒に行う予定です。現在、デザインの相談を終え、12月中に完成させるために全力で制作しています。
子どもたちに喜んでもらえるよう頑張っていますので、楽しみにしていて下さい。
デザイン案の相談 制作中
11月17日(土)、デザイン科学科の卒業生が来校し、美術室で講演会が行われました。
ナガミネエリ さん(2011年3月卒)
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、ヘルベチカデザイン株式会社(郡山市)勤務
ナガミネさんがデザインに関わった商品
VD(ビジュアルデザイン)コースの2・3年生と1年生、約60名が参加し、お話を伺いました。
美大に進学しようと思ったきっかけからお話が始まり、美大合格に向けた実技対策、美大で学ばれた様々なデザインや、自主的な取り組みについてなど、具体的なお話を聞かせていただき、大変勉強になりました。特に「将来デザイナーになりたいなら…」という視点から、実技に取り組む姿勢などについて教えていただきましたが、VDコースの生徒はもちろん、これからコース選択を行う1年生も、大きな刺激を得られたことと思います。
夢を叶えたデザ科の先輩の姿を励みにして、高校生はこれからの生活を精一杯過ごしてくれるのではないかと期待します。
ナガミネさん、本当にありがとうございました。
VD(ビジュアルデザイン)コース2年生
セブンイレブン福島野田中央店さんのご協力をいただき、店内で実際に使用される商品POPのデザインに取り組みました。「おでんコーナー」「デザートコーナー」「おせち予約」の3種類のPOPを、グループごとに分担して制作しました。完成後はプレゼンテーションを行い、さらに精度を高め、11月3日(土)に納品となりました。
制作中 制作中 プレゼンテーション
まず店長さんにコンセプトをお伝えし、その後、店内で取り付け作業を行いました。お忙しい時間帯に重なり、申し訳なく思いましたが、取り付けたPOPをとても喜んで下さったので、嬉しかったです。
“冬の季節をあたたかく彩るPOP”となっております。お買い物ついでに、ぜひPOPも見て楽しんで下さい。
秋も深まり、放課後になるとあっという間に暗くなってしまうこの季節、デザイン科学科の各学年では、生徒たちの制作活動が活発化しています。
1年生
F50号サイズの油彩制作が始まりました。自分一人で描く作品としては、ここまで大きな画面に描くのは初めての経験です。描くことの楽しさや、完成できるかどうかの不安を抱え、時間と闘いながら、11月初旬に搬入を迎える「美協展」目指して頑張っています。
2年生
VD(ビジュアルデザイン)コース
写真は、美術大学(デザイン系)受験対策として、平面構成の課題に取り組んでいる様子です。課題は必ず講評が行われるので、〆切間近の生徒たちは皆、必死です。
現在、地元のコンビニエンスストアで実際に使って頂くPOPのデザインや、吉井田地区文化祭で展示予定の作品にも取り組んでいます。会津地区で開催の「福島県高校美術展」に向けて制作している生徒もいます。
3年生
VD(ビジュアルデザイン)コース
12月に開催する「第22回卒業制作展」に向けた制作が進んでいます。
同時に、美術大学(デザイン系)受験のための実技対策課題にも取り組んでいます。
3年生は今、本当に忙しい季節ですが、デザイン科学科での3年間を良い形で締めくくるために、毎日の制作に励んでいます。