デザイン科学科より

能登訪問が終了しました。ご支援ありがとうございました!

2024年12月24日 10時24分
ふくしま⇔のと・めぐるわっかPJ 能登訪問活動のご報告
VDコース

●目 的:被災地のみなさんにデザ科有志の作品をまとめた作品集をお渡しする。
      災害の経験を伝え合い、交流する。

●日 程:12月17日(火)- 18日(水)1泊2日
●行 程:JR福島駅-[東北新幹線・北陸新幹線]ー JR金沢駅 (昼食)ー[ジャンボタクシー]ー輪島市門前町
●訪問先:石川県立門前高等学校(門前町公民館)
       總持寺通り仮設商店街(禅の里交流館)

●訪問者:VDコース2年生5名

17日(火)

この日に至るまで、生徒たちは震災遺構 請戸小学校、原子力災害伝承館で事前学習を行い、プレゼンの準備と練習をしてきました。いよいよ訪問当日は、北陸の天気予報を気にしながら移動し、予定よりも少し早めに門前町まで移動しました。

*東北新幹線で移動開始!IMG_8663 (1) 


*JR金沢駅に到着!ご当地キャラ「ひゃくまんさん」と♪IMG_8667


*ジャンボタクシーで門前町へ。のと里山海道は、雨やみぞれが降っていましたIMG_8671


*門前高校の教頭先生から「ぜひ行ってみてください」とお勧めされた、黒島海岸IMG_8697


能登沖地震で、4mも隆起し砂浜になったという場所を散策してきました。
自然の驚異と美しさを、同時に感じることができる場所でした。

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この地区は伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、震災で全壊、損壊した建物が多く残り、ブルーシートも目立っていました。東日本大震災より、かなり復旧スピードが遅い印象を受けました。
浜辺は、
水鏡のようでとてもきれいでした。




[門前高校との交流会]14:30~15:55

私たちが訪問させていただく直前に、門前高校の教頭先生から、校舎の甚大な被害が判明したため16日(月)から臨時休業として、3学期以降の学習環境を整えるために引っ越しの準備をしている、との連絡が入りました。
そのような緊急事態にもかかわらず、予定通り交流会を実施できるよう会場を変更しご準備くださった門前高校の先生方、生徒のみなさんには、本当に感謝しております。

*緊張気味の、自己紹介IMG_8726


*門前高校保健委員会のプレゼンテーション
震災後の学校生活の様子や、その後の防災学習、取り組みなどについてまとめた内容で、とても勉強になりました。IMG_8731


*西高デザ科VDコースのプレゼンテーション
東日本大震災がどのような災害だったかについて、福島県の復興の歩み、福島県内の高校生や西高デザ科のアートを介した取り組みなど、ご紹介しました。IMG_8748


*作品集を見ていただきながらの交流
自分の作品の制作意図を伝えたり、感想をいただいたり、話が弾んで和やかな時間になりました。IMG_8769

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*質問コーナー、サプライズプレゼント
質問カードを使った交流を行ってから、最後にデザ科1,2年生の有志12名が描いてくれたクリスマスカードをスライドにした動画を見ていただきました。楽しんでいただけたようで、安心しました。画像1

              (動画編集:デザ科1年 T.Hさん)


*最後に、記念撮影♪IMG_8814



[總持寺通り商店街訪問]16:10~17:00

門前町公民館から歩いて3分ほどの場所にある、禅の里交流館に伺い、そこで總持寺通り商店街の代表、Nさんとお会いしました。

Nさんは、門前高校が指定避難所になっていた1月から3月まで、避難所の運営を取り仕切っていらしたそうです。Nさんのお話には、災害時の状況を追体験するようなリアリティがありました。
避難所生活で大切にしたことは、みんなで業務を分担し、協力し合うことだったそうです。そのおかげで避難所内で良いコミュニティができ、仮設住宅などが出来て避難所が閉鎖された後も、お互いに連絡を取り合うような仲になった、と笑顔で仰っていました。どんなに大変な状況でも、人とのつながりが生み出す力は大きい、ということを改めて感じることができました。

*Nさんのお話
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*作品集と、お土産の「起き上がりこぼし」「白河だるま」をお渡ししました。
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*門前高校の前で
もともとの目的地であった門前高校の前で、記念撮影をさせていただきました。IMG_8842



私たちが計画した訪問活動はあっという間の出来事でしたが、約3時間、門前町に滞在して、とても愛着を感じる町になりました。

金沢市のホテルに入ってから、門前高校の先生方からいただいたお土産のどら焼きを味わいました。素朴な優しいお味で、門前町がさらに身近になった気がしました。

*どら焼き。焼印がかわいいです♪
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*夕食
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ホテル近くの天ぷら屋さんに行きました。カウンター席だけのこじんまりしたお店で、目の前で天ぷらが揚げられていくのがとても興味深かったです。マスター手作りの看板や作品なども展示されていて、さすがものづくりの町、という印象でした。




18日(水)

朝からずっと雨模様。
せっかく金沢に来たので、午前中に憧れの「金沢21世紀美術館」に行ってから、福島に帰りました。

*「カラー・アクティビティ・ハウス」 オラファー・エリアソン
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*「スイミング・プール」 レアンドロ・エルリッヒ IMG_8975



能登半島沖地震から、間もなく1年になります。私たちはいつどこで自然災害に遭うかわかりませんが、これまでの経験や、それを語り継ぐことで、大変な状況を乗り越えていけるのだと思います。

この活動を実践した生徒たちには、発想を形にすることの喜びや達成感、他者と関わり助けあう気持ちを、多くの人に広げ伝えていってほしいと考えます。



ふくしま⇔のと・めぐるわっかPJをご支援くださったすべてのみなさまに、厚く御礼申し上げます。


[福島民報新聞、福島民友新聞(2024年12月18日(水)付)に記事が掲載されました]

エシカル消費への推進活動について

2024年11月7日 12時31分

昨年度より、県の消費生活課と連携をしながら進めてきました
「エシカル消費へのデザイン的推進活動」について
デザイン科学科3年生がデザインをした広告が
酪王牛乳と会津の牛乳の商品パッケージに掲載されることになりました。

お買い物の際には、ぜひ手に取ってみてみてください。

・出荷時期について
    会津の牛乳   11/1〜(30万本)                                酪王牛乳   11/18〜(50万本)

       

★受賞報告★ふくぎんフォトコンテスト

2024年11月6日 19時48分

ふくぎん2025カレンダーフォトコンテスト

●佳作賞

デザイン科学科1年 菊地結生「故郷」

福島銀行の「ふくしま地域元気プロジェクト」第2弾となる
高校生向けの写真コンテストで、1年生が大健闘!

★受賞報告★デザイン科学科MAコース

2024年10月23日 09時26分

この度、福島県が主催している「Fukushima Next Creators Challenge 2024」にて、本校デザイン科学科MA(メディアアート)コースの生徒4名が受賞しました!

 

●Fukushima Next Creators Challenge 2024●

・動画部門  高校生の部 最優秀賞    渡邉美波(3年5組)

・動画部門  高校生の部 優秀賞     佐藤 凛(3年5組)

・動画部門  高校生の部 審査員特別賞  八巻天希(2年5組)

・静止画部門 高校生の部 優秀賞     佐藤 凛(3年5組)

・テーマ部門 高校生の部 審査員特別賞  若勢桃葉(2年5組)

 

なお、受賞作品等は下記リンクよりご参照いただけます。

https://mediaart-fncc.com

 

[事前告知]クラウドファンディングにご協力ください!

2024年9月18日 20時12分

VDコースより

「私たちを石川県に訪問させてください!」

今年の1月末スタート、4月に作品展と募金活動を行い、それを義援金として被災地にお送りした「ふくしま⇔のと・めぐるわっかPJ」は、次に、生徒の作品を作品集にして被災者の方々に直接お渡しし見ていただく、という交流をさせていただくために、印刷費と生徒5人+引率1名の旅費について、クラウドファンディングでご協力をお願いすることとしました。
現在、CAMPFAIREという会社のクラファンで、サイトの準備中です。
10月初めごろには公開される予定で、作品ポストカードなど、生徒の気持ちが込められたリターン品を準備していますので、ぜひご協力をお願いいたします!

●10月に公開予定、準備中のプロジェクトページです。

 

 

風とロック芋煮会2024にご協力しました!

2024年9月18日 20時08分

VDコース2年生
9月7日(土)、8日(日)の2日間、郡山市の開成山公園で開催された「風とロック芋煮会2024 イモニーシンフォニーFURUSATO」で、イモニー大喜利のステージ用屏風&来場客のフォトスポットとして、「イモニー屏風」を作成してご協力させていただきました。
「福島の魅力を発信する」という連携事業、3回目のご協力となる今年度は、昨年までの会場と違うため、フォトスポットの運営の仕方については新鮮な感覚でしたが、お客さんに喜んでいただけるように、という気持ちは例年通りで、多くの方々とお話しすることができ、とても嬉しい時間を過ごさせていただきました。また、メインステージが近く、仕事をしながらもライブの雰囲気をたっぷり味わうことができたため、音楽の力で大きな活力をいただくこともできました。

●内堀知事が来てくださいました!

●屏風がステージ上に!!

 とても暑い2日間でしたが、充実した2日間になりました。
主催の風とロック、福島民報社さんをはじめとした、お世話になったすべての皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

しゃくなげ祭「めぐるわっかPJ展」御礼

2024年9月18日 19時58分

VDコースより

8月31日(土)、9月1日(日)に開催した公開しゃくなげ祭で、ふくしま⇔のと・めぐるわっか展を実施しました。
当日は多くのお客さまにご来場いただき、作品を見ていただけて嬉しかったです。

[特別賞(事務長賞)]受賞!!
また、会場で募金活動も行わせていただきました。ご協力いただいたお金をもとに、展示した作品の「作品集」を作成します。その作品集を持って、VDコース2年生5名が石川県を訪問し、能登半島沖地震の被災者の方と交流させていただきたいと考えています。

今後とも、コースの活動をどうぞよろしくお願いいたします。

「福島県グローバル人材育成基金」ロゴマークをデザインしました!

2024年8月5日 16時54分

VDコース3年生

「福島県グローバル人材育成基金」は、福島県の高校生の海外研修、探求型プログラム等を支援し、趣旨に賛同する企業や個人からの寄附を募るために設立されました。

4月、基金のロゴマークを制作して欲しいとのご依頼があり、VDコース3年生6名が制作に取り組ませていただきました。

「福島県」「躍動感」「世界に羽ばたく」などのイメージをもとにデザイン画を制作し、プレゼンテーション会を経て決定したロゴマークは、福島県から飛行機で飛び立つ様子に高校生の将来像を重ね、明るく軽やかな色と形で仕上がっています。

今後、多くの高校生が海外留学を経験し、そこで得た知見や経験を将来に生かしていけるようにと願います。

 

◎ 最優秀賞 (採用) 佐藤 そよ  さん

 

●優秀賞 齋藤 恵俐香  さん  佐藤 恵里花  さん

●特別賞

・ドリーム賞 石井 流羽  さん       ・フューチャー賞   齋野 世奈 さん      ・ パッション賞  佐藤 来春  さん

 

 

FCT「ゴジてれChu!」で黒板アートを描きました!

2024年8月3日 11時14分

VDコース2年生

「ゴジてれChu!」30周年を記念した「カレンダー企画」への協力、という依頼をいただいたのが、3月末のことでした。

当時、黒板アートの経験がなかった2年VDの生徒たちは、初めての黒板アート制作となったのが4月の「出張!水保小」。2度目のチャレンジとなったのが、大きな期待と責任を背負うこととなる「ゴジてれ」特別企画でした。不安を抱えながらも、5月半ばからみんなで意見交換を重ね、2度のロケを経て仕上げた作品は、見て楽しく、質も高い、とても見ごたえのある黒板アートになりました。

さらに今回、TV中継の中で「作品を消す」ところまでお見せすることとなったため、黒板アートの醍醐味である「消すまでがアート」をリアルにご覧いただける貴重な機会となりました。

ご覧いただいたみなさまに、生徒たちの頑張りと、黒板アートの魅力を感じて頂けていたら幸いです。

ここまでお世話になった、福島中央TVデスクをはじめとする制作スタッフのみなさま、アナウンサーの直川さん、描かせていただいたアナウンサーのみなさま、本当にありがとうございました。

 

●ロケ①5月21日(火)…放送日:7月19日(金)

 

・ロケ後の打ち合わせ

 

●ロケ②6月18日(火)…放送日:7月22日(月)

 

・ロケ後の制作

 

●中継日 7月23日(火)

 

デザカの日々 2024② 福島県立美術館に行ってきました。

2024年7月20日 17時10分

1年生

夏期デザ科実技課外の初日は、福島県立美術館の観覧会でした。

午前中の学習課外が終わった後、福島県立美術館に行って、企画展と常設展を観覧してきました。

はじめに学芸員の方から、展示の見どころをご説明いただいてから、自由観覧行動となりました。

美術やデザインに関心の高いデザ科の仲間同士で展覧会に行くと、通常よりも深く鑑賞できるものです。

友人と一緒に観たり、一人で好きなように観たり…それぞれの観覧スタイルで美術館を楽しんでこれて、大変有意義な時間になりました。