デザイン科学科より

黒板アート、大成功!

「出張!デザカ」の番外編として、黒板アートを制作させて頂きました。

 場所は、福島市立南向台小学校です。

「希望を胸に、未来へ向かって進んで欲しい」という願いを込め、『未来へ』というテーマで描きました。

  

 3月3日(土)の朝、子どもたちに内緒で小学校へ伺って、約8時間かけ完成させましたが、予想以上の出来映えとなり、大きな達成感を得ることができました。

 デザインは、南向台からの眺めが海の中のように見える、ということから海とウミガメをモチーフにしました。ウミガメは体の構造上、陸上では前進しかできないそうで、そこに「前に向かって進む」というイメージが重なったことから採用しました。

 

  

 黒板アートがあるPTA室へ子どもたちを誘導するために、移動式黒板で看板を作り、新聞紙とガムテープで作った人形を設置しました。ビックリして興味を持ってくれるといいな、という思いで作った人形でしたが、少し不気味な雰囲気もあり、子どもたちがどんな反応をするのか、色々想像しながら作るのはとても楽しかったです。

 

  

 翌週5日(月)の朝、登校した子どもたちにお披露目となりましたが、「すごい」「水族館みたい」などと歓声があがり、興味津々で見てくれている様子にほっとしました。

 

 美術やデザインは楽しいだけでなく、人と人の心をつなぐ存在にもなり得ます。私たちが普段学んでいる知識や技術を、学校の外で活かせる場面があることがとても嬉しく、「またやりたい!」という気持ちが膨らみました。子どもたちも、描くこと・作ることを、これまで以上に身近なものと感じてくれたら良いと思います。

 今回、私たちの出張活動を受け入れて下さった南向台小学校の校長先生をはじめとする関係のみなさま、本当にありがとうございました。

 機会がありましたら、またどこかに出張するかもしれません。お楽しみに・・・。

       [3月6日(火)福島民友新聞に記事が掲載されました]