デザイン科学科より

黒板アート甲子園2020、北海道・東北エリア賞受賞!

日学・黒板アート甲子園2020、結果発表!

デザイン科学科3年生有志チーム「デザレンジャー!」による黒板アートが、エリア(北海道・東北ブロック)賞を受賞しました。リーダー兼デザイナーが仲間に呼びかけ、制作を始めたのが4月の初旬でした。新型コロナウイルス感染症予防のため部活動が中止となり、休校や分散登校など、メンバーが全員揃わない不安定な状況の中、当初設定されていた5月の〆切に向け、時間を絞り出しながら制作を進めました。

  

  

 

 

 

入学式の出会いや喜びをテーマに描いたこの黒板アートは、現在は出会うことのできない古生物が教室に現れた驚きやワクワク感を描いています。構図に遠近感を持たせているため、チョークでそれを再現するのは大変難しく、色の調整やモチーフのバランスに苦労しながらも、仲間と意見を出し合いながら描き上げました。 

コロナ禍で展覧会などの発表の場が限られた今年度、制限が多い中でもできることを必死に行い、結果につなげることができて良かったです。また、これまで「出張!デザカ」などで黒板アートを描いてきましたが、コンクール入賞は、今まで実践してきた技術を認めていただけた、ということになるため本当に嬉しく思います。

 

制作中、応援して下さった先生方や職員のみなさん、西高生のみなさん、ありがとうございました!

 

ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業・ご報告②

VDコース

ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業・お披露目式 

・10月14日(水)14:30~15:00

 お披露目式には、3年生の代表7名が出席させていただきました。除幕、作品の説明、記念品贈呈など、厳かな式典に緊張もありましたが、このウェルカムボードがみなさんに喜んでいただけるものになった、という実感が達成感となり、嬉しい時間を過ごさせていただきました。

 来年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの際、この地を訪れた方々に、福島県やあづま総合運動公園の魅力を存分に感じていただきたいと思います。さらに、このウェルカムボードはレガシーとして遺していただけることになっているので、今後も長く親しんでいただける作品になれば、と願います。

 このような大きな事業を経験する機会を頂戴した、あづま総合運動公園事務所のみなさん、関係のみなさんに、深く感謝いたします。 

   

   

   

   

 

 [NHKのニュースで放送されました]

 [福島民報新聞、福島民友新聞に記事が掲載されました]

 

 

ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業・ご報告①

VDコース

「社会と関わるデザイン」という授業題材の中で、企業・地域連携活動として実施してきた「ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業」が、10月14日(水)に無事、完成お披露目となりましたのでご報告いたします。

 この事業は、昨年11月にあづま総合運動公園事務所よりご依頼を受け、当時のVDコース2年生(現3年生)がデザインを担当させていただきました。今年2月に行われたデザインプレゼンテーションでデザイン原案が決定し、その後、デザインの修正などを行って、今年の4月末~5月GW頃に、新2年生と新3年生合同で仕上げ制作をする予定でした。

 新型コロナウイルス感染症の影響で制作作業が延期となり、3年生は夏以降、進路活動や卒業制作が始まるため、制作参加が危ぶまれました。デザインに携わった3年生が制作できない、という事態は避けたいという思いで、公園事務所のみなさんと連絡を取り合いながら、準備を進めてきました。そして、夏休み中に3年生数名で下描きを済ませ、9月の連休中、3日間を制作に当てて2、3年生で完成させる、という計画で、制作を行いました。

 

 ▶8月16日(日)下描き (制作者:3年生6名)

  

 

▶9月19日(土)~21日(月)本制作 (制作者:3年生15名 2年生12名)

4連休を利用しての制作活動。VDコース2、3年生合同で、みんなで協力しながら制作しました。

[福島民友新聞に記事が掲載されました]

  

  ↑ふくしまウォール用の型紙                              ↑ペンキの調色  

         

    ↑マスキング作業               

   

                 ↑あづまウォールミーティング

   

                                                                                                                 ↑ふくしまウォールのステンシル型作り

   

 ↑多くの方に見守っていただきました     ↑お疲れさま!ほぼ完成しました。

 

▶10月13日(火) 最終仕上げ (参加者:3年生7名) 

 10日(土)、3年生10名で仕上げ作業に行きましたが、雨のため断念し、13日(火)にリベンジ制作をしました。

  

    ↑ステンシルで文字入れ                                                                                                      ↑ふくしまウォールこだわりの裏面

 

  

吾妻山麓醸造所さんの見学会がありました!

VDコース2年生

VDコースの「社会と関わるデザイン」において、吾妻山麓醸造所さんとの連携事業で商品ラベルのデザインをさせて頂くことになりました。

現地を見て説明を伺うために、9月8日(火)のコース授業内でワイナリーの見学会が実施されました。

  

  山の上からワイナリーまで移動         ラベルについての説明       イタリア製の機械がたくさん!

 

ワイナリーはとても景色の良い場所にあり、畑ではこの春植えられたというぶどうの苗が育っていました。

いろいろと説明を伺い、新しい製品の商品化に関われる嬉しさと緊張感を味わいながら、学校に戻りました。

今年度は、これから商品化される予定の「シードル」のラベルデザインをさせて頂きます。

どんな作品が出来上がるか、楽しみにしていてください。

 

1年生「社会と関わるデザイントライアル事業」

1年「構成」

現在、渡利学習センターが改修されており、近々開館の予定です。

新しくなった建物の内部に設置する「室内表示」に、花のイラストレーションを入れたい、ということで、福島市生涯学習課より依頼をいただきました。 

  

     油彩チーム                水彩チーム               デジタルチーム

デザイン科学科の1年生は、絵画やデザインの基礎的な知識や技術を学んでいます。今回の制作では、自分の好きな表現方法を活かした作品が実際に社会で使われる、という経験をすることになるため、ぜひ新たな学びや発見につなげて欲しいです。

渡利学習センターを利用するみなさんに楽しく見ていただくため、情報収集をしながら熱心に制作しておりますので、完成し設置されるのを楽しみにしていてください。

 

「デザ科・学科説明会」ご来校ありがとうございました!

「学科説明会」実施報告

8月29日(土)13:00~15:00 ※終了後、個別受験相談

当日は100名弱の中学生と、引率・保護者の方々を合わせて約150名という、たくさんのみなさんにおいでいただき、無事に実施できましたことを大変感謝いたします。新型コロナウィルス感染防止のため会場を分散させながらの実施となりましたが、参加人数の多さから、冷房があってもかなり暑い教室となってしまったことを申し訳なく思っております。そのような中でも、みなさんが真剣に説明を聞いてくださっていることを感じ、とても嬉しい時間を過ごさせていただきました。

  

     受付の様子                説明会              学科長より

  

   会場入れ替え時の消毒作業        施設見学(VDコース)

ご来場いただいたみなさんには、私たちから精いっぱい、デザイン科学科の学習内容や魅力を感じていただこうと努めましたが、いかがでしたでしょうか?展示作品や、案内係をする生徒たちの姿も見ていただきましたが、目標を持って集まった仲間たちが、お互いに相手を認め合いながら、それぞれが上を目指して知識や技術を磨きあっているというのがデザイン科学科の魅力です。

ぜひ、美術やデザインに関心のある多くの中学生に、デザイン科学科を受験して欲しいと願っています。

 

 

 

デザカの日々 ‐ 2020③ 夏!

デザイン科学科では、長期休業中に実技課外を実施しています。

学年、コースごとに内容が設定されており、実技力をUPさせるために熱心に取り組んでいます。

VDコースの2年生は、コース制に分かれて初めての「石膏デッサン」を描きました。

最終日に講評を実施しましたが、毎日集中して描くことを通して、観察力や描写力を高めることができたと感じます。

 

 

課外中、デザ科恒例の「すいか割り大会」を実施しました。

今年は新型コロナウィルス感染防止のため、すいかのカット係や運搬係は手袋をしたり、木刀を毎回消毒したり

対策を取りながらの実施でしたが、お天気にも恵まれ、とても楽しい交流の時間となりました。

  

  

 

楽しむときは楽しみ、やるときは真剣にやる!というのがデザ科の特徴であり、良いところであるとも思います。

今年はいろいろな行事が中止になったりと、辛い年でもありますが

こうして少しでも楽しい思い出を活力にして、2学期の制作活動につなげて欲しいです。

「あるくメカトロウィーゴ」デザイン~塗装、完成しました!

VDコース3年生

6月に実施したデザインプレゼンテーションの後、講談社のみなさまからいただいたアドバイスをもとにデザインを改良し、7月初旬から、塗装作業を行ってきました。

7月22日(水)、完成したデザインをお見せする「完成プレゼンテーション」がリモートで実施され、

生徒は、自分で塗装したパーツを装着したウィーゴをプログラミングソフトで動かしながら、プレゼンを行いました。

 

 

    リモートプレゼン会場の様子      説明の後、プログラミングソフトで動かしました。

 

       カスタマイズ「メカトロウィーゴ」が完成!  

 

モデリズム小林和史さん(ウィーゴの生みの親)、亀井さん(ウィーゴの動き担当)、講談社の関根さんと山部さん(ウィーゴの版権元)、合計4名のみなさまに見ていただきました。本当は福島においでいただく予定でしたので残念でしたが、リモートでも実際に動くウィーゴの姿を見て喜んでいただけたので、完成の喜びと達成感を感じることができました。

今回は、一人一人のプレゼン後、小林さんからの感想をいただく形で進められ、それぞれのデザインを塗装する上での的確なアドバイスや感想などに「さすが!なるほど!」と思わされました。プロダクトデザインにおけるグラフィックの見せ方や見え方、材料の選択や塗装技法など「商品にするには?」という視点での学習は、なかなか経験できない貴重な時間であったと思います。 

4月から関わってきた事業が一段落し、生徒たちは改めて「デザイン」という仕事の責任感を経験し、成長できました。アサヒ電子(株)さま、(株)リビングロボットさま、関係のみなさま、本当にありがとうござました。

 

      [7月25日(土)福島民報新聞に記事が掲載されました]

デザカの日々‐2020②

「校内デッサン講習会」を実施しました

7月18日(土)、19日(日)の2日間、デザイン科学科1年生から3年生までの約90名が参加して行いました。

●静物デッサンコース

 

 

 

 

●人物デッサンコース

 

 

              

  

●手のデッサンコース

 

          

 

1年生は他学年と一緒に描く初めての機会で、全員静物デッサンを描きました。この2日間で、疲労とともに様々なことを学べたと思います。2・3年生は進路希望に応じてコースを選択しました。最後に行われた講評会では、自身の課題と正面から向き合えたのではないでしょうか。

 

1学期はデザイン科学科全体で集まる機会がありませんでしたので、この講習会を通して、改めて身近なライバルの存在を意識できたと想像します。今後も自分を高めるために、そして少しでも進路希望に近づくために、デッサン力を磨いていって欲しいです。

 

 

デザカの日々‐2020①

デザカの日々‐2020① (報告者:Bansho)

「デザカの日々」では、デザイン科学科の学習風景などについて、折に触れてお伝えしています。

今年度の始まりは、休校・時差登校・分散登校など、大変混乱した状況でしたが、6月後半の現在、1年生は高校生活に慣れつつあり、2年生はコース制での制作活動に熱心に取り組み、3年生は進路活動に意欲を燃やす、という例年に近い姿が見られるようになりました。

デザ科は、美術・デザイン系大学への進学を叶える、という目標を筆頭に、専門的な業界への憧れを現実のものにしようと努力をする集団です。恵まれた環境や夢を共有し、いずれはライバルとなるであろう仲間との出会いを大切に、しっかり学んで欲しいと思っています。

 

1年生「構成」授業の様子

  

 

2VDコース「クラフトデザイン」授業の様子

 

 

3年生「デッサン集中課外(6.13実施)」の様子