デザイン科学科より
黒板アート甲子園2020、北海道・東北エリア賞受賞!
日学・黒板アート甲子園2020、結果発表!
デザイン科学科3年生有志チーム「デザレンジャー!」による黒板アートが、エリア(北海道・東北ブロック)賞を受賞しました。リーダー兼デザイナーが仲間に呼びかけ、制作を始めたのが4月の初旬でした。新型コロナウイルス感染症予防のため部活動が中止となり、休校や分散登校など、メンバーが全員揃わない不安定な状況の中、当初設定されていた5月の〆切に向け、時間を絞り出しながら制作を進めました。
入学式の出会いや喜びをテーマに描いたこの黒板アートは、現在は出会うことのできない古生物が教室に現れた驚きやワクワク感を描いています。構図に遠近感を持たせているため、チョークでそれを再現するのは大変難しく、色の調整やモチーフのバランスに苦労しながらも、仲間と意見を出し合いながら描き上げました。
コロナ禍で展覧会などの発表の場が限られた今年度、制限が多い中でもできることを必死に行い、結果につなげることができて良かったです。また、これまで「出張!デザカ」などで黒板アートを描いてきましたが、コンクール入賞は、今まで実践してきた技術を認めていただけた、ということになるため本当に嬉しく思います。
制作中、応援して下さった先生方や職員のみなさん、西高生のみなさん、ありがとうございました!
ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業・ご報告②
VDコース
ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業・お披露目式
・10月14日(水)14:30~15:00
お披露目式には、3年生の代表7名が出席させていただきました。除幕、作品の説明、記念品贈呈など、厳かな式典に緊張もありましたが、このウェルカムボードがみなさんに喜んでいただけるものになった、という実感が達成感となり、嬉しい時間を過ごさせていただきました。
来年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの際、この地を訪れた方々に、福島県やあづま総合運動公園の魅力を存分に感じていただきたいと思います。さらに、このウェルカムボードはレガシーとして遺していただけることになっているので、今後も長く親しんでいただける作品になれば、と願います。
このような大きな事業を経験する機会を頂戴した、あづま総合運動公園事務所のみなさん、関係のみなさんに、深く感謝いたします。
[NHKのニュースで放送されました]
[福島民報新聞、福島民友新聞に記事が掲載されました]
ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業・ご報告①
VDコース
「社会と関わるデザイン」という授業題材の中で、企業・地域連携活動として実施してきた「ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業」が、10月14日(水)に無事、完成お披露目となりましたのでご報告いたします。
この事業は、昨年11月にあづま総合運動公園事務所よりご依頼を受け、当時のVDコース2年生(現3年生)がデザインを担当させていただきました。今年2月に行われたデザインプレゼンテーションでデザイン原案が決定し、その後、デザインの修正などを行って、今年の4月末~5月GW頃に、新2年生と新3年生合同で仕上げ制作をする予定でした。
新型コロナウイルス感染症の影響で制作作業が延期となり、3年生は夏以降、進路活動や卒業制作が始まるため、制作参加が危ぶまれました。デザインに携わった3年生が制作できない、という事態は避けたいという思いで、公園事務所のみなさんと連絡を取り合いながら、準備を進めてきました。そして、夏休み中に3年生数名で下描きを済ませ、9月の連休中、3日間を制作に当てて2、3年生で完成させる、という計画で、制作を行いました。
▶8月16日(日)下描き (制作者:3年生6名)
▶9月19日(土)~21日(月)本制作 (制作者:3年生15名 2年生12名)
4連休を利用しての制作活動。VDコース2、3年生合同で、みんなで協力しながら制作しました。
[福島民友新聞に記事が掲載されました]
↑ふくしまウォール用の型紙 ↑ペンキの調色
↑マスキング作業
↑あづまウォールミーティング
↑ふくしまウォールのステンシル型作り
↑多くの方に見守っていただきました ↑お疲れさま!ほぼ完成しました。
▶10月13日(火) 最終仕上げ (参加者:3年生7名)
10日(土)、3年生10名で仕上げ作業に行きましたが、雨のため断念し、13日(火)にリベンジ制作をしました。
↑ステンシルで文字入れ ↑ふくしまウォールこだわりの裏面
吾妻山麓醸造所さんの見学会がありました!
VDコース2年生
VDコースの「社会と関わるデザイン」において、吾妻山麓醸造所さんとの連携事業で商品ラベルのデザインをさせて頂くことになりました。
現地を見て説明を伺うために、9月8日(火)のコース授業内でワイナリーの見学会が実施されました。
山の上からワイナリーまで移動 ラベルについての説明 イタリア製の機械がたくさん!
ワイナリーはとても景色の良い場所にあり、畑ではこの春植えられたというぶどうの苗が育っていました。
いろいろと説明を伺い、新しい製品の商品化に関われる嬉しさと緊張感を味わいながら、学校に戻りました。
今年度は、これから商品化される予定の「シードル」のラベルデザインをさせて頂きます。
どんな作品が出来上がるか、楽しみにしていてください。
1年生「社会と関わるデザイントライアル事業」
1年「構成」
現在、渡利学習センターが改修されており、近々開館の予定です。
新しくなった建物の内部に設置する「室内表示」に、花のイラストレーションを入れたい、ということで、福島市生涯学習課より依頼をいただきました。
油彩チーム 水彩チーム デジタルチーム
デザイン科学科の1年生は、絵画やデザインの基礎的な知識や技術を学んでいます。今回の制作では、自分の好きな表現方法を活かした作品が実際に社会で使われる、という経験をすることになるため、ぜひ新たな学びや発見につなげて欲しいです。
渡利学習センターを利用するみなさんに楽しく見ていただくため、情報収集をしながら熱心に制作しておりますので、完成し設置されるのを楽しみにしていてください。
「デザ科・学科説明会」ご来校ありがとうございました!
「学科説明会」実施報告
8月29日(土)13:00~15:00 ※終了後、個別受験相談
当日は100名弱の中学生と、引率・保護者の方々を合わせて約150名という、たくさんのみなさんにおいでいただき、無事に実施できましたことを大変感謝いたします。新型コロナウィルス感染防止のため会場を分散させながらの実施となりましたが、参加人数の多さから、冷房があってもかなり暑い教室となってしまったことを申し訳なく思っております。そのような中でも、みなさんが真剣に説明を聞いてくださっていることを感じ、とても嬉しい時間を過ごさせていただきました。
受付の様子 説明会 学科長より
会場入れ替え時の消毒作業 施設見学(VDコース)
ご来場いただいたみなさんには、私たちから精いっぱい、デザイン科学科の学習内容や魅力を感じていただこうと努めましたが、いかがでしたでしょうか?展示作品や、案内係をする生徒たちの姿も見ていただきましたが、目標を持って集まった仲間たちが、お互いに相手を認め合いながら、それぞれが上を目指して知識や技術を磨きあっているというのがデザイン科学科の魅力です。
ぜひ、美術やデザインに関心のある多くの中学生に、デザイン科学科を受験して欲しいと願っています。
デザカの日々 ‐ 2020③ 夏!
デザイン科学科では、長期休業中に実技課外を実施しています。
学年、コースごとに内容が設定されており、実技力をUPさせるために熱心に取り組んでいます。
VDコースの2年生は、コース制に分かれて初めての「石膏デッサン」を描きました。
最終日に講評を実施しましたが、毎日集中して描くことを通して、観察力や描写力を高めることができたと感じます。
課外中、デザ科恒例の「すいか割り大会」を実施しました。
今年は新型コロナウィルス感染防止のため、すいかのカット係や運搬係は手袋をしたり、木刀を毎回消毒したり
対策を取りながらの実施でしたが、お天気にも恵まれ、とても楽しい交流の時間となりました。
楽しむときは楽しみ、やるときは真剣にやる!というのがデザ科の特徴であり、良いところであるとも思います。
今年はいろいろな行事が中止になったりと、辛い年でもありますが
こうして少しでも楽しい思い出を活力にして、2学期の制作活動につなげて欲しいです。
「あるくメカトロウィーゴ」デザイン~塗装、完成しました!
VDコース3年生
6月に実施したデザインプレゼンテーションの後、講談社のみなさまからいただいたアドバイスをもとにデザインを改良し、7月初旬から、塗装作業を行ってきました。
7月22日(水)、完成したデザインをお見せする「完成プレゼンテーション」がリモートで実施され、
生徒は、自分で塗装したパーツを装着したウィーゴをプログラミングソフトで動かしながら、プレゼンを行いました。
リモートプレゼン会場の様子 説明の後、プログラミングソフトで動かしました。
カスタマイズ「メカトロウィーゴ」が完成!
モデリズム小林和史さん(ウィーゴの生みの親)、亀井さん(ウィーゴの動き担当)、講談社の関根さんと山部さん(ウィーゴの版権元)、合計4名のみなさまに見ていただきました。本当は福島においでいただく予定でしたので残念でしたが、リモートでも実際に動くウィーゴの姿を見て喜んでいただけたので、完成の喜びと達成感を感じることができました。
今回は、一人一人のプレゼン後、小林さんからの感想をいただく形で進められ、それぞれのデザインを塗装する上での的確なアドバイスや感想などに「さすが!なるほど!」と思わされました。プロダクトデザインにおけるグラフィックの見せ方や見え方、材料の選択や塗装技法など「商品にするには?」という視点での学習は、なかなか経験できない貴重な時間であったと思います。
4月から関わってきた事業が一段落し、生徒たちは改めて「デザイン」という仕事の責任感を経験し、成長できました。アサヒ電子(株)さま、(株)リビングロボットさま、関係のみなさま、本当にありがとうござました。
[7月25日(土)福島民報新聞に記事が掲載されました]
デザカの日々‐2020②
「校内デッサン講習会」を実施しました
7月18日(土)、19日(日)の2日間、デザイン科学科1年生から3年生までの約90名が参加して行いました。
●静物デッサンコース
●人物デッサンコース
●手のデッサンコース
1年生は他学年と一緒に描く初めての機会で、全員静物デッサンを描きました。この2日間で、疲労とともに様々なことを学べたと思います。2・3年生は進路希望に応じてコースを選択しました。最後に行われた講評会では、自身の課題と正面から向き合えたのではないでしょうか。
1学期はデザイン科学科全体で集まる機会がありませんでしたので、この講習会を通して、改めて身近なライバルの存在を意識できたと想像します。今後も自分を高めるために、そして少しでも進路希望に近づくために、デッサン力を磨いていって欲しいです。
デザカの日々‐2020①
デザカの日々‐2020① (報告者:Bansho)
「デザカの日々」では、デザイン科学科の学習風景などについて、折に触れてお伝えしています。
今年度の始まりは、休校・時差登校・分散登校など、大変混乱した状況でしたが、6月後半の現在、1年生は高校生活に慣れつつあり、2年生はコース制での制作活動に熱心に取り組み、3年生は進路活動に意欲を燃やす、という例年に近い姿が見られるようになりました。
デザ科は、美術・デザイン系大学への進学を叶える、という目標を筆頭に、専門的な業界への憧れを現実のものにしようと努力をする集団です。恵まれた環境や夢を共有し、いずれはライバルとなるであろう仲間との出会いを大切に、しっかり学んで欲しいと思っています。
1年生「構成」授業の様子
2年VDコース「クラフトデザイン」授業の様子
3年生「デッサン集中課外(6.13実施)」の様子
「あるくメカトロウィーゴ」デザインカスタマイズ事業
V Dコース3年生
6月12日(金)、「あるくメカトロウィーゴ」カスタマイズ事業のプレゼンテーション会が実施されました。
メカトロウィーゴは、モデリズム・小林和史氏デザインの、講談社が版権を持つキャラクターです。16日からは漫画の連載も始まり、今後、さまざまな展開が予定されています。
ロボット開発の(株)リビングロボットさん、製造のアサヒ電子(株)さんからご依頼をいただき、小学生向けのプログラミング学習で使用されるウィーゴのボディデザインのカスタマイズを生徒15名が行います。
ウィーゴのロボットを操作させていただきました。とてもかわいいです!
今回のプレゼンでは、14名の生徒(1名欠席)が考案したデザイン案をリモートで講談社の社員の方に見ていただき、コンセプトなどをお伝えしました。
カメラに向かって話をするのは少し不思議な感じがしましたが、東京にいらっしゃる方たちとこうしてお話ができるのは、便利ですごい技術であると思いました。
そこでいただいた、プロの視点でのご意見を参考に、さらにブラッシュアップし、7月半ばに塗装まで完成させる予定です。
地元の子ども達が楽しくプログラミング学習に取り組めるよう、工夫してデザインしましたので、子ども達だけでなくたくさんの方々に見ていただきたいです。
[福島民友、福島民報に記事が掲載されました]
「荒川周辺 お散歩 ピクトグラムマップ」が完成しました
VDコース3年生「社会と関わるデザイン」のご報告です。
昨年度、4月から10月にかけて
国土交通省福島河川国道事務所との連携事業である「ピクトグラムデザインプロジェクト」を実施しました。
その成果が「荒川周辺お散歩ピクトグラムマップ」としてまとまり、以下の場所に置いてあるそうです。
福島河川国道事務所(計画課)、伏黒出張所、吾妻山山系砂防出張所
福島県県北建設事務所(県庁)、福島市役所、御倉邸、国体記念体育館、吉井田学習センター
旧佐久間邸、福島市民家園、四季の里、水林自然林管理事務所、荒川資料室、コラッセふくしま
あづま総合運動公園事務所、福島市観光開発株式会社西事業所、福島県北森林組合、慈徳寺
アンナガーデン、原郷のこけし群西田記念館、福島市観光コンベンション協会
土湯温泉観光協会、高湯温泉観光協会
荒川周辺にはたくさんの魅力がある、ということを、改めて知ることができる
楽しいマップになっています。
新型コロナウィルス感染の不安がなくなった後、
お出かけの際にぜひ、お供としてご活用下さい!
福島西高デザイン科学科1年6組制作展について
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月20日よりコラッセふくしま5Fプレゼンテーションスペースにて開催を予定していた1年6組展は、中止といたします。
第25回「西高展」、ご来場をお待ちしています!
デザイン科学科1・2年生の1年間の成果をご覧いただく「西高展」を開催します。
約120点の作品を展示しますので、ぜひ会場に足をお運びください。
日時*2月21日(金)~24日(月) 10:00~17:00 最終日は16:00まで
場所*福島市民ギャラリー 福島市置賜町4-20
内容*[1年生] 油彩(自画像)
[2年FAコース] 油彩(自画像)、彫刻(テラコッタ)
[2年VDコース] ポスター、ランプシェード
[2年MAコース] CG、映像など
ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業、始まりました!
VD(ビジュアルデザイン)コース2年生
2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、競技会場となるあづま総合運動公園では、来場者をお出迎えする準備が進んでいます。その一つである「ふくしま&あづまウェルカムボードづくり事業」が動き出しました。
この事業は、シャトルバスの発着場となる大駐車場にウェルカムボードを作ってお出迎えしよう、というもので、デザインから制作までを、VDコースの2年生が担当させていただくことになりました。
現地での制作は4月になってからになりますが、それまでにデザイン案をまとめ、制作の準備をしなくてはなりません。デザインのイメージを膨らませるため、1月24日(金)、生徒15名が公園の視察会に参加しました。
壁には白い下地が塗られていました 銀杏並木に向かって
TVのインタビューもありました 初めて入るあづま球場のフィールド マウンドを囲んで
公園を管理する事務所の方の説明を伺いながら、制作する2枚の壁の大きさ、周辺の設備を確認させていただきました。公園内の豊かな自然に触れたことも楽しかったのですが、あづま球場の真新しい人工芝の上を歩いたり走ったりできたので、プレイする人の気持ちを疑似体験できた貴重な時間となりました。
今後は、2月中旬に校内一次選抜を実施して各壁のデザインを3案ずつに絞り、2月末に、公園関係者のみなさまをお迎えした「デザインプレゼンテーション会」を行います。3月中に最終案をまとめ、4月、VDコースの新2年生を交えて現地での制作を行う予定です。
福島市やあづま総合運動公園の魅力が伝わる、素敵なデザインを目指して制作に励みたいと思いますので、どうぞご期待ください。
[福島民友新聞に記事が掲載されました]
土湯復興プロジェクト・第2回WS
土湯温泉復興プロジェクト・パレオパラドキシア復元モニュメント制作
第2回ワークショップに参加しました。
*12月8日(日)土湯温泉の湯愛舞台にて
*参加者:デザイン科学科1・2年生14名
はじめに前回の内容を振り返り、コーディネータの鉾井さん(東京芸大非常勤講師)から
モニュメントの大まかなイメージと、立体に使用する素材の扱い方について説明を受けました。
その後、みんなでデザイン画を描いて相談し、使用する素材集めに出かけました。
雪がちらつく中ではありましたが、河原で元気に石や枯木を収集してきました。
お昼ご飯はお弁当をいただいたのですが、ボランティアで土湯温泉にいらしているというロシア人の女性が、ボルシチを作ってご馳走して下さいました。ベジタリアンであるということでお肉は入っていないのですが、
野菜のうまみがたっぷりで美味しかったです。
↑ボルシチです!!
次のWSでは、集めた素材を使った立体物の制作となります。
いよいよ手を動かす物づくりとなるので、とても楽しみです。
「出張!デザカ」黒板アートのライブ制作
VDコース2年生
11月30日(土)、MAXふくしま4F A・O・Zで開催された「ふくしま市民活動フェスティバル2019」において
ライブ黒板アートを制作させていただきました。
VD2年生より9名が黒板チームとして出張し、9時から16時まで、約6時間で2枚の作品を完成させました。
イベントテーマである「協働の花を咲かさせよう」をもとに考えたデザインは、福島市の秋の風景をモチーフにしました。空飛ぶ龍や、鳥獣戯画に描かれているウサギ、カエル、キツネを登場させ、心温まるイメージでまとめました。
「吾妻小富士」では、芋煮会の準備をしながら、食材が届くのを待っています。
「信夫山」では、吾妻小富士に届ける食材を一生懸命運んでいます。
ガラス張りの部屋で描いたので、多くの方に制作の様子をご覧いただけたと思います。
関係のみなさま、ありがとうございました。
[福島民友新聞に記事が掲載されました]
土湯温泉復興プロジェクト、頑張ります!
土湯温泉復興プロジェクト「パレオパラドキシア」復元モニュメント制作
第1回ワークショップ(WS)が、11月17日(日)に土湯温泉で実施されました。
[西高デザイン科学科からは1・2年生有志15名が参加。福島学院短大の学生さんも参加されています]
①見学会
土湯温泉観光協会の方にご案内いただきながら、バイナリー発電、エビ養殖場、湯愛舞台、親水公園、足湯などを巡り、土湯温泉の震災復興のあゆみや温泉街としての魅力などを体感しました。
②ワークショップ(WS)
午前中に見学した内容や「パレオパラドキシア」について振り返りながら、今回のモニュメント制作に至った経緯を改めてご説明いただき、意見交換を行いました。
WSコーディネーターは、東京藝術大学デザイン科非常勤講師で、アーティストでもある鉾井喬さん。鉾井さんには東京藝大見学会や一日大学でお世話になっており、2年生にとっては嬉しい再会となりました。
グループごとにイメージを出し合いました。 まとまったイメージを発表
「パレオパラドキシア」マスコットキャラクター・ゆぱっちー
第2回WSは12月に実施されます。様々なアイディアがどんな形になっていくのか、楽しみです。
【福島民友新聞に掲載されました]
デザカの日々 R1‐③
VDコース2年生
10月は「社会と関わるデザイン」の課題として、昨年度からご協力をいただいているセブンイレブン福島野田中央店さんの「商品POP」制作を行いました。
いよいよ、11月2日(土)に納品です。お近くの皆さまはぜひ楽しみにしていてください。
▶完成プレゼンテーションの様子
アイスコーナー カフェコーナー クリスマスケーキ予約 おせち予約
デザカの日々 R1‐②
VDコース3年生
3年生にとって、最後の実技演習となったシルクスクリーンでは、枠づくり、紗張りからみんなで協力して進めました。
それぞれが、好きな布製品などに自分のデザインをプリントして完成。プリントの楽しさを実感できました。
スキージーでプリント 白いTシャツにプリントしました
10月の後半から卒業制作が本格化しています。今年もバリエーション豊かな作品となりそうです。
受験対策をしながらの制作ですが、最後まで妥協せず、納得のいく作品にできるよう頑張ってほしいです。
受験対策のデッサン
「ピクトグラムデザイン」が完成しました
VDコース3年生
5月から制作を進めてきたピクトグラムが完成し、10月11日(金)に記者発表となりました。
完成したのは合計38点です。その中で、オリンピックの競技会場となる「あづま球場」は、
コース13名全員が考案し、コンペ形式で1点に絞られました。
2020東京オリンピック・パラリンピックに向け、福島市荒川沿いの看板がリニューアルされる際、このピクトグラムが表示されます。
実際に使用されるものをデザインする、ということで、大きな責任を感じながらの制作となりました。プロのデザイナーを目指す高校生にとって、大変貴重な経験となり、このような機会をいただけたことにとても感謝しています。
国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所のみなさん、荒川周辺施設のみなさん、荒川づくり協議会のみなさん、福島県・福島市職員のみなさん、福島大学のみなさん、ヘルべチカデザイン様、他、ご支援・ご協力をいただきました全てのみなさんに、この場をお借りして御礼申し上げます。
[福島民報新聞、福島民友新聞、河北新報に記事が掲載されました]
「東京2020 復興のモニュメント」ワークショップに参加しました
「東京2020 復興のモニュメント」ワークショップ
■日時:8月19日(月)9:00~16:30
■場所:安積黎明高校
*福島県内から約90名の高校生が集まり、西高デザイン科学科からは、2年生9名が参加しました。
ワークショップでは、東京藝術大学の学生が考案したデザイン案から1つを選定し、そこに取り付けるメッセージプレートの言葉、形のデザインをグループでまとめました。
モニュメントに使われる材料には、東日本大震災の被災地で解体された仮設住宅のアルミサッシ部分が使われます。
2020東京オリンピック・パラリンピック会場に、福島・宮城・岩手3県分のモニュメントが展示され、そこにアスリートのメッセージが加わり、オリンピック終了後は、それぞれの県に戻され設置されるそうです。
「出張!デザカinなみえ町まるしぇの日」ご報告
VD(ビジュアルデザイン)コース2年生
■日時:8月11日(日)11:00~14:00
■場所:浪江町役場前
■内容:①出張!ミニ西高展 ②ワークショップ ③ライブアート
浪江町仮設商業店舗「まち・なみ・まるしぇ」では、毎月第2土日に、まるしぇの日というイベントを実施していますが、ここ数年、8月は「夏まつり」と銘打ち、いつもより大きなイベントとして、盆踊りや花火大会、特設ステージでのライブなども実施されています。
デザイン科学科は昨年度から、黒板アートやお店のデザイン協力などで浪江町のみなさんにお世話になっています。今回は、町の復興を応援する目的で、まるしぇの日~夏まつりに、VDコース2年生が出張させていただきました。
*ライブアート開始! *展示・ワークショップ *たくさんのお客様に来ていただきました
*ミニ西高展の様子です* *お昼はキッチン・グランマさんのカレー♪
*雨のためライブアートの場所を移動しました*
*「野馬追いの人馬」のドットアートが完成~ *サンドウィッチマンのライブを見ました!
①出張!ミニ西高展
1年生の自画像、FA・VD・MA各コースの作品、2020福島市応援缶バッジなどを展示させていただきました。褒めていただけて嬉しかったです。
②ワークショップ
消しゴムハンコでスタンプし、くるみボタン型のマグネットやアクセサリーに仕上げる、という内容でした。年齢や性別を問わず、手軽に参加していただけるワークショップだったと思います。いろいろな方とお話をさせていただき、私たちもとても楽しかったです。
③ライブアート
B1パネル2枚分の画面に、3時間30分ほどかけて全員でドットアートを描きました。野馬追いの写真を参考に原画を作り、それを見ながら絵具で色を作って塗るのですが、少しでも色が違うと形がつながって見えなくなるので、最後まで色の調整に苦戦しました。完成した作品を見たみなさんに「すごい」「馬と人に見える」と言っていただけたので、安心と同時に、大きな達成感を得ました。
酷暑での野外活動を想像していましたが、奇跡的に気温が低めで、元気に活動できました。浪江町のみなさん、特に役場の方には大変お世話になり、お土産もたくさん頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。
浜通りに出張する活動は、震災復興の現場をリアルに感じたり、そこで頑張るみなさんと仲良くなれたりと、私たちにとって大変意義のあるものです。浪江町のみなさん、また出張してみなさんに会いに行きますので、暑さに負けず、元気に過ごして下さいね。
[8月16日(金)福島民友に記事が掲載されました]
「出張!デザカin岳陽中」ご報告
VD(ビジュアルデザイン)コース2年生
◆日時:8月1日(木)9:00~12:00
◆メンバー:デザイン科学科2年VDコース8名
◆参加者:岳陽中学校美術部の中学生10名
「出張!デザカ」は、外部を訪問し、美術やデザインの楽しさを感じていただくことを目的とした企画です。
中学校への出張活動は今回で通算5回目ですが、今年度は初めての活動で、
おととし実施した第1回活動でお邪魔した、福島市立岳陽中学校に2年ぶりに伺いました。
テーマは「2次元に、3次元をつくるコツを知ろう!」です。
平面に立体感や空間を表現するための基本的な考え方と見せ方・描き方について、項目を分けて紹介し、体験してもらい、最後に鉛筆デッサンを一緒に描きました。
3つのグループに分かれ、①線で描いた形に立体感と空間を見せる描き方、②モノクロ(鉛筆)による距離感の見え方、③色の鮮やかさによる距離感の見え方、について伝えている様子。
デッサンの指導の様子。 制作の感想などを伝えている様子。
普段、高校生は学校でデッサンを数多く描いています。
今回、中学生のみなさんに教えるということで、改めて初心に返って考えたり、気づけたところがあったりと、自分たちにとっても大きな意義のある時間でした。
中学生のみなさんも、しっかり話を聞きながら制作に取り組んでくれて、とても嬉しかったです。
「また来てほしい」という感想もいただけたので、こうした交流を、今後も積極的に実施していきたいと思います。
岳陽中学校のみなさん、ありがとうございました。
2020応援缶バッジのデザイン、完成!
2020年東京オリンピック・パラリンピックの福島市開催に向け、私たちデザイン科学科は市民応援団として、缶バッジのデザインを制作させていただきました。
2年生のビジュアルデザイン(VD)コース、メディアアート(MA)コースの25名が担当し、5月初旬より、複数の授業課題と平行しながら制作を進めてきました。
6月には、福島市職員の方をお招きしてプレゼンテーションを行い、そこでいただいたご意見をもとに、再度デザインを調整して、7月下旬、ようやく完成させることができました。
7月29日(月)、福島市長さんにデザインを贈呈することとなり、代表生徒4名で、福島市役所に伺いました。
市長さんとの懇談、TV局と新聞社の取材もあって、とても緊張しましたが、私たちが常に頭に置きながら学んでいるデザインの考え方について、市長さんが共感してくださり、とても感激しました。
現在、機能性だけではない、デザインの幅広さが注目を集めています。今回の私たちの制作は、デザインを通して楽しんだり、盛り上がったりしていただくことを目的としています。
2020応援缶バッジが、さまざまな場面で活用され、たくさんの方に届く日が待ち遠しいです。
[毎日新聞(7/30)、福島民報新聞(8/1)、福島民友新聞(8/2)に記事が掲載されました]
多摩美術大学のオープンキャンパスに行って来ました!
7月13日(土)、デザイン科学科2・3年生36名で、東京都八王子市にある多摩美術大学(多摩美)のオープンキャンパスへ参加しました。
多摩美はとても人気のある美大で、例年、本校からも複数名が入学しています。
デザ科は2年時から専門コースに分かれるため、それぞれ自分の関心のある学科を優先的に見る、ということで、全体説明会の後は自由行動となりました。
全体説明会 行きたい学科に向けて出発! 集合写真(手前は野外作品)
片道約5時間かけての移動だったので、見学よりバスの中にいる方が長い一日でしたが、楽しく有意義な時間を過ごしてこれました。2年生は進路希望を明確にするきっかけにできたと思います。
3年生はあと数ヶ月で受験です。この日感じた憧れの気持ちを原動力にしながら、頑張って欲しいです。
多摩美のみなさん、ありがとうございました。
「第73回福島県総合美術展覧会」結果のご報告
第73回県展において、合計 29点 の生徒作品が入賞・入選しました。
出品学校の中で、一番入選者が多い学校に贈られる「学校奨励賞」も受賞できました。
・洋画部門…入賞4点、入選24点
・彫刻部門…入賞1点
★福島県美術賞(大賞候補)
洋画 「対話」 3年 髙野詩音
★福島県美術奨励賞
洋画 「無言」3年 角田笑香
★青少年美術奨励賞
洋画 洋画 彫刻
「午前10時」3年 小林優美 「虚像」2年 七海瑠花 「友人」3年 菅野芽吹
■表彰式の様子[6月23日(日)]
こうした結果を励みに、これからも感性や技術を磨き、自分自身と向き合いながら制作していきたいと思います。会場で作品をご観覧くださったみなさん、ありがとうございました。
・会期 2019年6月14日(金)~23日(日)
・会場 福島県文化センター
「ピクトグラムデザインプロジェクト」制作開始!
VD(ビジュアルデザイン)コースでは、授業の一環で、外部の方々とのコラボレーション企画を実施しています。
3年生は、国土交通省福島河川国道事務所とコラボレーションし、ピクトグラムを制作させて頂きます。
これは、2020年東京オリンピックの福島市開催に向け、荒川沿いの案内看板をリニューアルする取り組みで、13名の生徒が、様々な施設のピクトグラムを考案します。
5月24日(金)午後の授業時間を利用して、ピクトグラムを作る施設の視察会に参加しました。
福島河川国道事務所の方にご案内頂きながら、福島市職員の方々にもご同行頂き、様々な施設を見学したり、体験したりしました。
サイクル広場 民家園 民家園
地蔵原堰堤 荒川資料館 四季の里
オリンピックの競技会場となる「あづま球場」については、コース内コンペも実施されるため、
良い緊張感を保ちながら制作していきたいと考えています。
完成発表は秋頃の予定ですので、楽しみにしていて下さい。
デザ科の日々 R1-①
1年生の様子
入学してから1ヶ月以上が経ち、制作活動の専門性が高まってきました。
みんな、一つ一つの制作に集中して頑張っています。
■構成の名物修行「溝引き」
構成は、デザインの基礎を学ぶ授業です。
「溝引き」とは、絵具、定規、ガラス棒、面相筆を使い、美しい直線を素早く引く技術です。
今回は、90本の直線を描きました。
2年生[ビジュアルデザイン(VD)コース]の様子
2年生から3つのコースに分かれ、1年生の時より専門性の高い内容になりました。
課題の多さで定評のあるVDコースですが、みんな集中して制作しています。
■静物デッサン(GW中の制作会)
教室を広げて、静物モチーフを設置し、鉛筆デッサンを描きました。
・モチーフ:束ねた新聞紙、植木鉢、長ネギ、ピーマン
完成後、全員の作品を並べて講評会を行いました。
■クラフトデザイン「マグカップデザイン」
オリジナルのマグカップを考案し、プレゼンボードを制作しています。
東京藝術大学見学会
東京藝術大学見学会 2019年4月22日(月)
[参加者]ビジュアルデザイン(VD)コース2,3年生28名
ファインアート(FA)コース2年生5名 合計33名
[内容]
1 デザイン科カリキュラム説明
2 デザイン科内見学(各学年のアトリエ、平面映像工房、立体工房)
3 デザイン科修士1年成果展見学(学内・プレゼンテーションルーム)
4 大石膏室見学
5 昼食(大浦食堂)
6 工芸科見学(陶芸、鋳金、鍛金)
7 西高デザ科卒業生による、油画科・先端芸術表現科の説明
8 質疑
正門(音楽学部側) デザイン科説明 大浦食堂前の野外スペース
バタ丼です! 箭内さんと
工芸科見学 鋳金の土間 鍛金のゴミ箱
西高卒業生による説明 集合写真 バスで福島へ
午前中は、福島県出身のデザイン科教授、箭内道彦さんに説明や案内をして頂きました。
箭内さんとは昼食まで一緒で、サインをして頂いたり、藝大大浦食堂名物「バタ丼」をご馳走になったりと、とても贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
午後は、工芸科の工房などを見学しました。教授の方々がとても丁寧に説明して下さったので、工芸の魅力を知り、興味が湧いた生徒も少なくなかったと思います。
最後に、FAコースから参加した生徒のために、卒業生に来て頂いて、油画科と先端芸術表現科の内容や、大学生活について伺いました。短時間ではありましたが、藝大で生き生きと学生生活を送る先輩と会えて、ますます意欲を高めることができたのではないでしょうか。
東京藝大は、デザイン科学科の生徒にとって憧れの美大です。けれども志願倍率が高く、合格するための困難が大きい大学でもあります。今回、学内の様子を見せて頂いたり、教授、助手の方々の人柄に触れたことで、憧れから明確な目標として意識を変える良い機会になったと感じます。特に3年生は、これから進路活動が本格化しますので、夢を叶えるために精一杯励んで欲しいです。
■見学会の準備、連絡、当日の案内まで、デザイン科助手のHさんには多大なご厚意とご協力を頂きました。改めて深く感謝申し上げます。
■当日、藝大の多くのみなさまにお世話になりました。楽しく貴重な経験をさせて頂いたことに、この場を借りて御礼申し上げます。
デザイン科学科1年6組展、終了しました!
デザイン科学科1年6組展ーFerris wheelー 終了
*3月28日(木)~31日(日) コラッセふくしま5F
会期中の週末は雨や雪が降ったりと天候が良くなかったにもかかわらず、
4日間で373名のお客さまにご来場頂きました。本当にありがとうございました。
この展覧会に向けて準備を進める中で、表現活動の楽しさとともに、作品を発表する責任感などを学ぶことができました。また、改めて西高の先生方、保護者のみなさま、地域の方々に支えて頂けていることを実感できました。
4月から始まるコース別学習も、これまで以上に頑張っていきたいと思いますので、今後ともご支援をどうぞよろしくお願いします。
展覧会のご案内★デザイン科学科1年6組展 ー Ferris Wheel ー
デザイン科学科1年6組展 ー Ferris Wheel ー
■日時:3月28日(木)~31日(日)
9:00~17:00 *28日は13:00より 31日は15:00まで
■場所:コラッセふくしま5F プレゼンテーションスペース
■内容:絵画、立体、デザインなど38名の生徒による自主制作作品の展示
「Ferris Wheel」は観覧車という意味で、
たくさんのゴンドラが一つになって回る観覧車と、クラスのイメージを重ねています。
授業の課題から離れ、それぞれが「今、表現したいもの」を色とりどりに制作しましたので、
ぜひご覧ください。
黒板アートを制作しました(南向台小学校)
ビジュアルデザイン(VD)コース2年生
出張!デザカ(黒板アート)in南向台小学校
3月2日(土)、福島市立南向台小学校にお邪魔して、サプライズの黒板アート・立体制作を行いました。
南向台小学校では、昨年に続き2度目の活動となります。先日デザイン科学科を卒業した3年生が制作したウミガメの黒板アートが大変好評で、「今年度もぜひ」とお声がけを頂きました。その期待に応えたいという思いから、デザイン案がなかなかまとまらなかったのですが、2月末の西高展終了後、無事にデザインが決まり、準備と練習に入ることができました。
テーマは「震災から8年。助け合い、感謝し、夢と希望を持って進もう!」です。
昨年の黒板アートは「海中」だったので、今年は「空」をステージに考えていきました。
南向台小学校の校長先生から、南向台はトンビ(猛禽類トビ)がたくさん飛んでいることを教えていただき、メインキャラクターをトンビにしました。さらに、空飛ぶ船を描きたいと考えていたため、冒険ファンタジーのようなイメージで、デザインを完成させました。
◆黒板アート(総制作時間:約7時間)
◆立体&誘導看板
立体は、新聞紙とガムテープを材料に、トンビやウサギなどの生き物をモチーフに制作しました。
◆完成作品(黒板アート・立体)
3月4日(月)朝、登校した小学生のみなさんは、どんなふうに作品を見てくれたでしょうか?
アートやデザインから発せられるメッセージは、言葉と同じくらい、心に刻まれるものであると思います。
小学生のみなさんが、表現活動の面白さを感じて頂けたら嬉しいです。
南向台小学校の先生方、ご協力ありがとうござました!
*** 3月8日(金)付 福島民友新聞、福島民報新聞に記事が掲載されました ***
「西高展」のご案内
デザイン科学科1・2年生の授業課題作品などを展示する「西高展」の開催が近づきました。
[日時]2月22日(金)~25日(月) 10:00~17:00 最終日は16:00まで
[会場]福島市民ギャラリー 福島市置賜町4-20
[展示内容]
・1年 生…自画像(油彩)
・2年FA(ファインアート)コース…油彩、彫刻
・2年VD(ビジュアルデザイン)コース…ポスター(手描き)、照明、CDジャケット
・2年MA(メディアアート)コース…ポスター(CD)、プログラミング作品、動画
デザイン科学科一同、みなさまのお越しをお待ちしております!
階段アートお披露目~出張!デザカスペシャル②浪江小・津島小~
デザイン科学科1年生による、「まるごとふるさとなみえ博物館」リニューアルのための浪江小学校・津島小学校訪問の第2回目では、22名の西高生と3人の小学生が協力して、階段アートの設置作業を行いました。
1月8日(水)、小学校はこの日が始業式で、久しぶりの登校に喜ぶ小学生の姿が印象的でした。
小学校到着後、ごあいさつをしてから作業に入りました。階段アートのデザインは、小学生が作った歌「んだげんちょ」の歌詞をテーマに、浪江町の四季を表現したものと、小学生たちを中心に描き、浪江焼きそばや大堀相馬焼、はらこ飯、なみえっ子かるたを周囲にちりばめたものの2種類です。西高の代表生徒からデザイン意図を説明した後、階段の蹴り上げ面に作品を接着しました。彩り豊かに変わった階段の、その見ごたえのある景観に歓声が上がり、大満足のリニューアル活動となりました。
作業後に行われた交流会では、お菓子を食べながら小学生から感想を聞いたり、ハンドベルを演奏していただいたり、とても和やかな時間を過ごさせていただきました。私たちからもサプライズプレゼントを3種類、お渡ししました。小学生や先生方が大変喜んで下さったので、制作して本当に良かったと思いました。
サプライズプレゼントの贈呈 ポップアップカード
模写「セザンヌ:果物皿・水差し・果物」 模写「フェルメール:真珠の耳飾りの少女」 なみえっ子漫画
今回の訪問で1年生による「出張!デザカスペシャル」は一段落です。みなさんに喜んで いただけたことが何より嬉しく、今後の制作の励みになりました。
夏の活動も含め、3回の訪問活動を通し、美術やデザインが復興応援活動として力を発揮することを実感できました。これからも、地域社会の課題に目を向けながら、表現活動に勤しんでいければと思います。
★ 階段アートとサプライズプレゼントについて
昨年12月、デザ科1年生は以下の3グループに分かれて制作活動を行っていました。
1 福島県高等学校総合文化祭のモニュメント「希望の輪」制作
2 8月になみえ創成小・中学校で黒板アートを制作し、「希望の輪」制作は行わないメンバーによる「絵画模写」制作
3 8月の黒板アートと「希望の輪」制作に参加せず、11月の浪江小・津島小訪問に参加したメンバーによる「階段アート」制作
「希望の輪」メンバーは、12月中旬の高総文祭終了後、ポップアップカードを制作しました。さらに、将来マンガ家を志望する生徒が、小学生(なみえっ子)をモデルに4コマ漫画を制作。こうして仕上がった「絵画模写」「ポップアップカード」「なみえっ子漫画」の3種類を、サプライズプレゼントとしてお渡ししました。
浪江小・津島小での交流会ー出張!デザカスペシャル②ー
がんばる復興の町応援[特別]企画
出張!デザカスペシャル②in浪江小学校・津島小学校(二本松仮校舎)
■内容:「まるごとふるさとなみえ博物館」のリニューアル・第1回目
■参加者:1年生18名
11月29日(木)、二本松市に仮校舎を構える浪江小学校・津島小学校へ訪問しました。
今回の活動内容である博物館のリニューアルに向け、子どもたちと交流し、どんな博物館にしたいか、意見を聞き取らせていただくための訪問です。
子どもたちと対面する前に、校長先生から、震災時の浪江町の避難状況や、二本松仮校舎における子どもたちの学習の様子などについてお話を伺いました。浪江町のみなさんの、ふるさとに対する想いを感じることができたと思います。
子どもたちと対面後、まずは福島西高校はどんなところか、なみえ創成小・中学校ではどんな活動をしてきたか、ということについて簡単に紹介させていただきました。その後、グループに分かれて、自己紹介や作品の紹介などをして、和やかに会話が出来るよう心がけて交流しました。
次に博物館へ移動し、学芸員でもある子どもたちから、博物館の展示物について説明をしてもらいましたが、子どもたちが大きな声ではきはきと説明する姿にとても心を打たれました。
博物館リニューアルのメイン制作が「階段アート」と決まったので、最後の懇談会で、そこに描き出すモチーフについて、子どもたちから意見を聞かせてもらいました。
1月8日(火)、2回目の訪問活動を行い、そこで階段アートの設置などを、子どもたちと一緒に行う予定です。現在、デザインの相談を終え、12月中に完成させるために全力で制作しています。
子どもたちに喜んでもらえるよう頑張っていますので、楽しみにしていて下さい。
デザイン案の相談 制作中
デザイン科学科卒業生による講演会がありました
11月17日(土)、デザイン科学科の卒業生が来校し、美術室で講演会が行われました。
ナガミネエリ さん(2011年3月卒)
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、ヘルベチカデザイン株式会社(郡山市)勤務
ナガミネさんがデザインに関わった商品
VD(ビジュアルデザイン)コースの2・3年生と1年生、約60名が参加し、お話を伺いました。
美大に進学しようと思ったきっかけからお話が始まり、美大合格に向けた実技対策、美大で学ばれた様々なデザインや、自主的な取り組みについてなど、具体的なお話を聞かせていただき、大変勉強になりました。特に「将来デザイナーになりたいなら…」という視点から、実技に取り組む姿勢などについて教えていただきましたが、VDコースの生徒はもちろん、これからコース選択を行う1年生も、大きな刺激を得られたことと思います。
夢を叶えたデザ科の先輩の姿を励みにして、高校生はこれからの生活を精一杯過ごしてくれるのではないかと期待します。
ナガミネさん、本当にありがとうございました。
POP納品~セブンイレブン福島野田中央店さんへ
VD(ビジュアルデザイン)コース2年生
セブンイレブン福島野田中央店さんのご協力をいただき、店内で実際に使用される商品POPのデザインに取り組みました。「おでんコーナー」「デザートコーナー」「おせち予約」の3種類のPOPを、グループごとに分担して制作しました。完成後はプレゼンテーションを行い、さらに精度を高め、11月3日(土)に納品となりました。
制作中 制作中 プレゼンテーション
まず店長さんにコンセプトをお伝えし、その後、店内で取り付け作業を行いました。お忙しい時間帯に重なり、申し訳なく思いましたが、取り付けたPOPをとても喜んで下さったので、嬉しかったです。
“冬の季節をあたたかく彩るPOP”となっております。お買い物ついでに、ぜひPOPも見て楽しんで下さい。
デザカの日々2018③~秋の制作
秋も深まり、放課後になるとあっという間に暗くなってしまうこの季節、デザイン科学科の各学年では、生徒たちの制作活動が活発化しています。
1年生
F50号サイズの油彩制作が始まりました。自分一人で描く作品としては、ここまで大きな画面に描くのは初めての経験です。描くことの楽しさや、完成できるかどうかの不安を抱え、時間と闘いながら、11月初旬に搬入を迎える「美協展」目指して頑張っています。
2年生
VD(ビジュアルデザイン)コース
写真は、美術大学(デザイン系)受験対策として、平面構成の課題に取り組んでいる様子です。課題は必ず講評が行われるので、〆切間近の生徒たちは皆、必死です。
現在、地元のコンビニエンスストアで実際に使って頂くPOPのデザインや、吉井田地区文化祭で展示予定の作品にも取り組んでいます。会津地区で開催の「福島県高校美術展」に向けて制作している生徒もいます。
3年生
VD(ビジュアルデザイン)コース
12月に開催する「第22回卒業制作展」に向けた制作が進んでいます。
同時に、美術大学(デザイン系)受験のための実技対策課題にも取り組んでいます。
3年生は今、本当に忙しい季節ですが、デザイン科学科での3年間を良い形で締めくくるために、毎日の制作に励んでいます。
なみえ創成小学校・中学校で制作しました
出張!デザカスペシャルinなみえ創成小学校・中学校
■実施日 8月7日(火) ■公開日 8月27日(月)
■趣 旨 ・浪江町の子どもたちに、図工・美術やデザインの楽しさや魅力を伝える。
・浪江町には今、高校がないため、子どもたちや町のみなさんに、高校生の存在を身近に感じてもらう。
・福島西高デザイン科学科がどのようなところかを伝える。
・震災後の福島の現状を認識し、美術やデザインで取り組める復興支援活動を企画運営することで、
自身の学びとする。
■テーマ 「魅力いっぱい、浪江町」
■内 容 ・黒板アート、立体による空間ディスプレイ
・出張!西高デザ科展(FA・VD・MAコースの作品紹介展)
■制 作 デザイン科学科1年生18名
VD(ビジュアルデザイン)コースで実施している「出張!デザカ」と「がんばる復興の町応援企画」が合体した特別企画です。
8月1日から約1週間、毎日準備や練習を行って制作当日を迎えました。この日は台風13号の影響で土砂降りでしたが、創成小学校・中学校の先生方に温かく迎えて頂き、制作開始となりました。
制作のために許された時間は、昼食休憩も含めて6時間30分。「一日で、クオリティ高く完成させる」という緊張感の中、集中力とチームワークを高めながらの制作となりました。
黒板アート制作 立体(堤防)作り 窓の装飾(大漁旗)作り
出張!西高デザ科展 立体(漁船) 南窓の装飾
北側の壁の装飾 完成~!! 廊下の装飾
ディスプレイ(請戸川のサケの簗場~海)
1年生にとって初めての対外的な活動でしたが、満足度の高い作品に仕上がり、なみえ創成小・中学校の先生方にとても喜んで頂けたため、大きな達成感を得られました。
その後、公開当日までの20日間、「絶対に情報を漏らさない」というルールのもとで過ごしてきました。
8月27日(月)、なみえ創成小学校・中学校で2学期の始業式が行われ、子どもたちにお披露目されました。「子どもたちは大きな歓声をあげて喜び、船に乗って遊んだりサケを手にする姿も見られた」と後日教えていただき、本当に嬉しくなりました。
公開の際、生徒が作った「メッセージビデオ」を見てもらいました。約3分間の映像には、黒板のデザインを考えたり、練習したり、立体物を制作するメイキング映像や、作品に込めた思いなどがまとめられ、最後に、こんなメッセージを伝えさせていただきました。
“私たちは、浪江町の「過去」から「今」を表現しました。きっと私たちにはここまでしかつくることができません。さて、浪江がふるさとのみなさん、みなさんはこの町の未来をつくることができます。最後に問いかけます。浪江町をどんなふるさとにしたいですか?”
★9月7日(金)まで展示を公開しています。観覧ご希望の際は、なみえ創成小学校・中学校まで事前連絡をお願いいたします。
【8月9日(木)、8月28日(火)の福島民友新聞・福島民報新聞に記事が掲載されました】
出張!デザカin信陵中学校
VD(ヴィジュアルデザイン)コース2年生
7月31日(火)、福島市立信陵中学校にお邪魔し、制作活動を通して西高生と中学生が交流する「出張!デザカ」の第4回目を実施してきました。
信陵中の卒業生である西高生がリーダーとして準備を進めてきた今回の内容は、鉛筆デッサンです。集まってくれた信陵中美術部員21名のみなさんにグループになってもらい、西高生13名が分担して、指導やデモンストレーションを行いました。
描き始めのデモンストレーション VDコースの作品紹介 描き方講座
個別指導 中学生のデッサン・全体講評 西高生が描いたデッサンの講評
デザイン科学科では日常的に鉛筆デッサンを描いていますが、生徒にとって「教える」という経験は初めてであったため、悩みながらも言葉を選んで丁寧に、そして熱心に指導していたのが印象的でした。中学生も難しいモチーフに積極的にチャレンジしてくれていて、とてもよく描けたデッサンに仕上がったと思います。
終了後のアンケートでも「分かりやすくてよかった」「優しかった」「もっと描きたい」「また来て欲しい」など、嬉しいコメントを数多く頂けて、とても嬉しかったです。こうした経験を励みにしながら、デザイン科学科での今後の制作活動を頑張っていきたいと思います。
信陵中学校のみなさん、ありがとうございました。
東北芸術工科大学のオープンキャンパスに行って来ました!
デザイン科学科では、2年時から進路希望に合わせたコース分けがあります。1年生にとって、コースは自分の進路希望を叶えるための重要な選択となります。
「美術系大学は、どんな環境でどのようなことを学べるのか?」ということを具体的に知るきっかけとして、東北地方唯一の美大である「東北芸術工科大学」のオープンキャンパスに、1年生36名が参加してきました。
「オープンキャンパスは初めて」という生徒が大多数であったため、この日は少し遠足気分の楽しい一日となりました。
大学では全体説明を聞いた後、各学科・コースで行われている体験企画に参加するなどしました。学食の無料体験チケットも頂けたので、ラーメンやカツ丼、うどんなど、それぞれ好きなメニューを注文し美味しい食事を堪能しました。
雨が降ったりやんだりの一日でしたが、帰り道、バスの窓から見えた複数の虹があまりにもくっきりと綺麗で、その景色にも心打たれながら、無事に福島まで戻ってきました。
充実した時間を過ごす中で、自分がやりたい分野や将来目指したい職業について等考えることができたため、やはり実際に大学へ足を運ぶことは大切であると感じました。今後もオープンキャンパスが予定されている美大があるので、積極的に参加して欲しいと思います。
竹デザインプロジェクト展in御倉邸(福島市)
VD(ビジュアルデザイン)コース3年生
7月13日(金)、御倉邸米倉で開催していた竹作品の展示会に伺いました。
延期になっていた「水辺で乾杯in隈畔」というイベントもあり、たくさんの方が集まり、とても賑やかでした。
福島大学の先生による、親水についての講義を受けました。
福島市長と記念撮影♪
「竹デザインプロジェクト」では、人と河川のつながりの大切さを考えさせられました。
国や自治体が、地域環境を守るために様々な取り組みを行っていることも知ることができたので、
私たちの今後の生活に役立てながら、色々なイベントに興味を持ち、河川と親しんでいきたいと思います。
竹デザイン、完成しました!
VD(ビジュアルデザイン)コース3年生
「竹デザインプロジェクト」 主催:国土交通省 福島河川国道事務所
VDコース13名が4月から制作してきた作品が、完成しました。
廃棄竹をデザインで生かす取り組みは楽しく、勉強になりました。
今後も、河川のイベントなどで展示される予定です。
浪江町 “キッチン・グランマ” の商品チケット完成!
VDコース2年
【社会と関わるデザイン-がんばる復興の町応援企画ー浪江町“キッチン・グランマ”ブランディングデザイン】
浪江町プレミアム付き商品券を利用するお客様用に、オリジナル商品チケットをデザインさせていただき、納品を済ませました。
13名全員のデザインを採用していただいたので、お客様にも楽しんでいただけたら嬉しいです。
浪江町の視察&デザインプレゼンテーション
VDコース2年生
「社会と関わるデザイン」の学習の一環として、「頑張る復興の町応援企画」というテーマのもと、浪江町の仮設店舗にある定食屋“キッチン・グランマ”のブランディングデザインを行いました。
*6月9日(土)視察とプレゼンのために「まるしぇの日」というイベントに合わせ、5名の生徒が浪江町を訪問しました。
午前…浪江町内の視察
海に近い請戸小学校跡。津波で破壊された壁が痛々しく、時計も津波が到達した時間で止まったままになっていました。南の方角を見ると、福島第一原子力発電所の煙突が見えました。直線距離で約5キロ、この場所は放射線量は低いのですが、原発までの近さに息を呑みました。
浪江駅付近も視察しました。壊れたままの建物がそのままになっていたり、避難指示が解除されていても人の姿がほとんどなく、しんとした様子に驚きました。
午後…キッチン・グランマでデザインのプレゼンテーション
店長さんにデザインのプレゼンテーションをさせていただきました。具体的な内容は、①浪江町プレミアム付き商品券用の食券、②店名ロゴタイプ、③マスコットキャラクター、④宣伝ちらし案、の4点です。各自、プレゼンボードを使って、コンセプトなどをお伝えしました。初めてのプレゼンでとても緊張していましたが、店長さんがうなずきながらにこやかに聞いて下さったので良かったです。
この日、「まるしぇの日」に合わせて、ラジオ福島の「風とロック」という番組の公開放送が行われていました。帰り際に、番組のメインパーソナリティのクリエイティブディレクター・箭内道彦さんとお話しすることができました。
箭内さんは東京藝術大学デザイン科の准教授をされており、デザイン科学科の生徒にとっては憧れの先生でもあります。その箭内さんに、プレゼンで使った作品の講評までしていただき、大感激の時間となりました。
震災被災地を訪れてみて、震災の被害がそのままになっている海岸沿いや、中間貯蔵施設にフレコンバックが積まれていく様子など直接目にした浪江町の様子に、復興という言葉の意味を深く考えさせられました。けれども、浪江町を元気にしたい、とおっしゃる店長さんを始め、町のために働く方々や、イベントを盛り上げようと集まった県内外の方々の明るく賑やかな姿に元気づけられ、復興は人が作る、ということも感じることができたと思います。
今後は、デザインの一部を店長さんのご要望、ご意見をもとに改良し、再度提案させていただく予定です。また、視察の感想として、「デザイン科学科の自分たちに、まだできることがあるのではないか」という意見も出ました。「デザインは社会の課題を解決する、世の中に優しい行為」という知識を実体験できた貴重な機会となったため、これからの創作活動に反映させていきたいと考えています。
デザ科の日々2018②「1年生、頑張っています」
①透明水彩演習 (画材…透明水彩絵具、水彩筆)
・モチーフ…にぼし
にぼしの匂いに包まれながら、本物らしさを追求して描きました。
絵具の特徴である透明感を生かすため、明るい色から薄く塗り重ねていく、という制作手順を理解できました。
②彫塑演習 (材料…土粘土(赤)、粘土ベラ)
・モチーフ…りんご
絵画を描く際、立体を捉える感覚が大切であるため、土粘土による彫塑を体験しました。
りんごがもつ5角形の形態感を意識し、本物そっくりのりんごを目指して制作しました。
残った粘土は自由なテーマで作ってOKだったため、生き物や土偶など、様々なものが完成しました。作品は乾燥後、素焼きする予定です。
③構成「溝引き」
・基礎技術習得のための特訓 (画材…アクリルガッシュ、面相筆、ガラス棒、直定規)
フリーハンドで直線を引くのは難しいことです。溝引きをマスターすると、手早く美しい直線を引けるようになるため、平面構成の平塗りなどの場面で技術を生かすことができます。B3ケント紙に90本の直線を引きました。
制作中は「個」になることが大事です。みんな、真剣に制作に励んでいます。
竹の説明会がありました
ビジュアルデザイン(VD)コースではデザインの学習活動の一環として、社会と関わるデザインについて学んでいます。昨年度は、地元の農園とコラボレーションした「ジュースラベルとロゴのデザイン」や、「出張!デザカ」を実施し、学校だけでは得られない経験をすることで、社会に目を向けて構想することの大切さを学んできました。
今年度も地域社会とのコラボ企画等が進行中ですので、少しずつご報告していきたいと考えています。
4月より、3年生による「竹デザインプロジェクト」がスタートしました。
国土交通省、福島県河川国道事務所とのコラボ事業で、県内の河川流域で伐採される竹を廃棄せず、デザインの力で利用価値を生み出せないか、という考えから生まれたプロジェクトです。
4月27日(金)、生徒13名が福島市民家園を訪れ、竹についての説明を受けました。
園内を見学し、竹素材の民具などを見せていただきました。
刃物などを使っての竹加工を体験しました。
昔から身近な素材として人の暮らしの中にあった竹ですが、これまであまり触れる機会がなかったことを改めて知り、
現代の生活に溶け込む、新しいデザインの形を模索していきたい、と思わされた一日となりました。
竹の加工は、難しいこともありましたが、とても楽しかったです。
担当していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
デザカの日々2018①「1年生の様子」
新年度、第1回目の「デザカの日々」です。
今回は1年生の様子をご紹介します。
1年生の専門科目は「素描」2単位、「絵画」2単位、「構成」3単位、「美術史」2単位。
放課後や土曜日の活動も始まりました。みんな落ち着いて熱心に制作しています。
構成の名物課題「溝引き」。ガラス棒、定規を使って、筆でまっすぐな線を引く修行です。
素描の「鉛筆デッサン」。モチーフは立方体・トイレットペーパー・りんご。
デザ科では、一般教科の学習はもちろん、
美術やデザインに関するさまざまな知識と技術を身に付けるため、毎日頑張っています。
吉井田小学校での「黒板アート」完成!
VD(ビジュアルデザイン)コース・新2年生による、初「出張!デザカ」のご報告です。
4月5日(木)、地元の吉井田小学校にお邪魔し、6日(金)の始業式・入学式でお披露目となるよう、黒板アートと立体を制作させていただきました。
春休み中、経験者である3年生からレクチャーを受けた後、小学生のみなさんに楽しんでいただこうと数日かけて準備してきた13名の生徒が分担し、制作に取り組みました。
2~6年生の昇降口の壁に黒板を取り付けていただき、そこに描かせていただきました。
脚立に乗って描くのは初めてでしたが、案外安定していて良かったです。
完成した黒板アート、テーマは「春」です。
マーチングバンドが盛んな学校なので、動物たちが楽器を持って行進している様子をディスプレイしました。
立体は全て、新聞紙とガムテープです。
朝、登校してきた子どもたちが、驚いたり楽しんだりしながら作品を見てくれている姿を想像しながら、吉井田小学校を後にしました。
新学期の準備でお忙しい中、私たちの活動を受け入れて下さった吉井田小学校の先生方、関係のみなさま、本当にありがとうございました。